乾燥肌の悩み、職場が最大の原因
秋冬シーズン、特に乾燥した空気の影響で肌トラブルが増加するのは誰もが経験するところです。今回、医療法人社団鉄結会が全国の20〜50代男女を対象に「場所別の肌乾燥ストレス」に関する調査を行いました。その結果、乾燥が最も深刻に感じられるのはオフィスや職場であることが明らかになりました。
調査概要
- - 調査対象: 全国の20〜50代の男女300名
- - 調査期間: 2023年11月1日〜11月15日
- - 調査方法: インターネット調査
- - 調査実施: 医療法人社団鉄結会
オフィスの乾燥環境が最も影響
調査の結果、最も乾燥を感じる場所は「職場・オフィス」で54.3%となり、次いで「寝室」の48.7%、そして「リビング」の41.2%と続きました。この結果は、オフィスの空調管理が肌に与える影響の大きさを示しています。さらには、公共交通機関や車内でも乾燥を感じる人が多いことも分かりました。
朝の肌コンディションに影響する寝室
寝起きの肌の不調に関する調査では、68.4%の人が「寝室の乾燥」が原因と答えています。その他、「エアコン・暖房の使用」や「寝る前のスキンケア不足」などが影響を与えていることも浮き彫りになりました。良好な睡眠環境を作るためには、適切な湿度管理が求められます。
職場の空調に対する不満
また、職場の空調環境についての調査では、72.1%の人が不満を抱いており、特に多くの人が乾燥による肌トラブルを経験していることが明らかになりました。具体的には「肌のつっぱり・乾燥」が78.6%で最多の症状でした。
加湿器使用の実態
乾燥対策として加湿器を使用している人は、自宅では61.3%にのぼる一方で、職場ではわずか23.4%という結果でした。これにより、職場での対策が不十分であることが分かります。加湿器以外の対策としては、こまめな保湿クリームの塗布や水分摂取が挙げられましたが、実施している人は少数でした。
まとめ
今回の調査から、日常生活における肌の乾燥ストレスは場所によって大きく異なることが分かりました。特に、乾燥を最も感じる職場・オフィスでの布対策が行われていない現状が浮き彫りになりました。肌の乾燥は見た目だけでなく、バリア機能低下による肌トラブルの原因になります。生活空間における乾燥リスクを意識し、適切な対策を講じることが不可欠です。
医師のコメント
アイシークリニックの髙桑康太医師は、「職場での乾燥環境の改善が必要」と強調しています。特に、オフィスの湿度は非常に低く、肌に厳しい環境です。冬場は暖房によっても湿度が下がりますので、意識的に湿度管理を行うことが重要です。また、睡眠中の寝室環境も見逃せません。乾燥による肌トラブルが慢性化する前に、多角的なアプローチで対策を行い、専門家の診断を受けることをお勧めします。
専門医に相談を
肌の乾燥が気になる方は、ぜひ専門医の診察を考えてみてはいかがでしょうか。アイシークリニックでは、形成外科専門医が丁寧に診察し、お一人おひとりの肌状態に合わせた治療を提案しています。肌の健康を守るため、気軽に相談してみてください。