ロッテとドコモの実証実験
2026-04-22 10:38:18

ロッテとドコモが連携、仮想顧客を用いた新たなマーケティング手法を実証

ロッテとドコモが挑む新しいマーケティング手法



株式会社ロッテと株式会社NTTドコモは、消費者に関連する新たなマーケティング手法の実証実験に成功しました。この実験では、ドコモが開発した仮想マーケティング技術を使用し、クーポン配信におけるターゲティングの効果を確認しました。

新たなマーケティング技術とは?



仮想マーケティング技術とは、企業が持つデータを基に、消費者を仮想モデルとして作成し、そのモデルに対してヒアリングを行うものです。今回の実証では、ドコモが保有する約1億のdアカウント会員のデータを活用し、特定の商品(ガーナ 板チョコレートシリーズ)を購入していない消費者に対するアプローチの効果を測定しました。

本実証の目的は、商品未購入者に対するターゲティング精度を向上させること。従来、多くの企業は商品出荷数やアンケートといった手法で消費者を理解しようとしていましたが、これらの方法では特定の商品を購入していない消費者に対するアプローチに限界があります。

実証実験の概要



実証実験は2026年1月15日から2月14日までの間で行われました。最初に、ドコモのデータから、ガーナ 板チョコレートシリーズを購入したことがないという前提のもと、1,240人の仮想顧客を生成しました。その後、これらの仮想顧客に対して、チョコレート購入頻度やお菓子作りの経験などをヒアリングし、三つのクラスタに分類しました。「価格重視」「嗜好重視」「認知重視」のクラスタについて、それぞれ似た属性を持つ約200万人の一般消費者を無作為に抽出しました。

結果と分析



この実証実験の結果、仮想マーケティング技術によって作成した「価格重視」クラスタでは、クーポン表示率が一般消費者と比較して1.66倍、購入率に至っては1.76倍にも達したことがわかりました。一方で、「嗜好重視」クラスタの消費者は、クーポン表示率が0.74倍、購入率は0.6倍と、期待値を下回る結果となりました。

これらの結果から、ターゲティング精度を向上させるためには、商品未購入者に対する理解が重要であり、その際、仮想顧客へのアプローチが効果的であることが確認されました。

今後の展望



ロッテとドコモは、この実証実験で得られた知見を元に、仮想マーケティング技術を利用したマーケティング支援サービスの開発や、さらなる効果的なマーケティング施策の実施を計画しています。

未来のマーケティングは、単にデータを基にしたターゲティングだけでなく、消費者の心理をより深く理解し、アプローチすることが求められる時代に突入しています。この新しい技術がどのように広まっていくのか、今後の動向から目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社NTTドコモ
住所
東京都千代田区永田町2丁目11番1号山王パークタワー
電話番号

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