米山舞の光るアート展!透明から始まる驚きのRGB体験
最近、東京の渋谷にあるPARCO MUSEUM TOKYOで開催されている「YONEYAMA MAI EXHIBITION “EYE”」。この展示は、イラストレーターでアニメーション作家の米山舞さんが手掛けた新たな技術を用いたアート作品を公開しています。その中でも特に注目されているのが、超高精細なRGB導光板を使用した作品です。
導光板の魅力とは?
導光板とは、エッジライト方式を利用した光を導く機器で、アクリル板の端面から入射した光が、内部に印刷された極小の光学透明レンズによって反射し、イラストやデザインが光る仕組みです。この技術により、ユーザーは斜めから見ることで、色の重なりを体験することができます。印刷されているレンズは、Φ0.032mmと非常に小さく、光の三原色を利用することで豊かな表現が可能となります。
R、G、Bの魅力的な加色混合
特に注目すべきは、導光板に配置されたRGBのLED光源による色の表現法です。それぞれのLEDが光ることで色を加算し、重ねることによってフルカラーの表現が実現します。米山舞さんは、このRGBの重ね合わせによる加色混合の仕組みを実際に体験し、その魅力に感動したとのこと。
「光を合わせることで白になるという原理を実験的に確認できたのはとても驚きで楽しかったです。紙で刷るのとは違う楽しさがあります。」と米山さんは語っています。最初は光らせないCMYK印刷で考えていたものの、結果的に導光板という技術にたどり着いたことに満足感を覚えると語っています。
米山舞さんの個展概要
「YONEYAMA MAI EXHIBITION “EYE”」は、2023年5月12日から5月29日まで開催されており、会場は渋谷PARCOの4階にあるPARCO MUSEUM TOKYOです。営業時間は11:00から21:00までとなっています。詳細は、
こちらのリンクから確認できます。展覧会は、アートの新たな表現に挑戦する米山舞さんの独自の視点と技術を体感できる貴重な機会です。
米山舞さんの背景と作品
米山舞さんは長野県出身で、SSS by applibotに所属するイラストレーター・アニメーション作家です。彼女の業界でのキャリアは多岐にわたり、「キルラキル」や「ダーリン・イン・ザ・フランキス」などの作品に携わってきました。
また、米山さんは「プロメア」のビジュアルデベロップメントや「サイバーパンクエッジランナーズ」のエンディングアニメ監督など、数々の映像制作にも関わっています。そのクリエイティブな背景が、今回の展覧会にも色濃く表れています。
株式会社ミヤカワの役割
この導光板の製造は、東京都中央区に本社を置く株式会社ミヤカワが手掛けています。彼らはクリーンルームで精密な導光板を製造しており、その技術力が米山舞さんのアートの根底を支えています。興味のある方は、
公式サイトを参照し、彼らの製品や技術について知識を深めてみてください。
この展覧会を通じて、米山舞の作品とその背後に広がる技術や思考をぜひ体験してみてはいかがでしょうか。斜めから見ることで得られる新たな視点、そしてその美しさは、アートの魅力を再発見させてくれるかもしれません。