TISに導入されたMagicPodがもたらす変革
株式会社MagicPodは、AIテスト自動化プラットフォーム「MagicPod」をTIS株式会社に導入したことを発表しました。TISは、金融、産業、公共、流通サービスなど多岐にわたる分野で展開している企業であり、3,000社以上のビジネスパートナーとの関係を築いています。この導入により、MagicPodは手動テストの負担を軽減し、開発プロセスの効率化を図っています。
TISの抱える課題
TISでは、限られたエンジニアリソースの中で、増加する手動テストの工数が大きな課題となっていました。特に、サービス開発を担当する事業部では、標準的なツールが整っていないため、テスト自動化を進めるのが困難でした。このような状況下で、エンジニアのリソースが無駄に使われるのは大きな問題であり、何とか解決策を見出したいという思いが強まりました。
MagicPodの選定理由
TISがMagicPodを選んだ理由はいくつかあります。まず、テスト実行回数に制限がない点が魅力的に映りました。また、契約前にSlack上で手厚いサポートが受けられることも決め手の一つでした。そして、実際に使用してみて感じたのは「メンテナンスの容易さ」です。テスト作成だけでなく、その維持にも力を入れることが重要であり、MagicPodはその面でも優れた性能を発揮しています。
拡大する利用範囲
現在、TISではMagicPodを10のプロジェクトに展開しており、社内セミナーを開催するなどして、その利用を広げています。テスト自動化は、コスト面での影響を気にしがちですが、必ず実施すべき業務であると強く認識されています。リポジトリーやソースコードの管理と同様に、CI/CDの整備やテスト自動化も当然として行うべきだという考えが広まっています。
TISの山口賢人さんは、今後もテスト自動化文化の普及を目的に活動していく意志を語っています。自社のサービス開発の効率化を図るだけでなく、全体の品質向上を目指す取り組みが進んでいます。
MagicPodの機能と特長
MagicPodは、モバイルアプリやウェブアプリのテストに対応したAIテスト自動化プラットフォームで、特別なプログラムスキルを持たなくても直感的に利用できます。クライアントは、クラウド上で提供されるサービスによって、メンテナンス性が高いことも特長です。AI技術を活用した自動修正機能により、テストプログラムの修正にかかる手間を大幅に削減し、リリースサイクルのスピードアップを実現しています。
すでに500社以上の企業が導入しているMagicPodは、TISのような業界リーディング企業からも注目されており、その導入が進むことで、AIテスト自動化の新たな可能性が広がることでしょう。
まとめ
今回のMagicPodの導入は、TISによるテスト自動化の新たなステージの幕開けを意味しています。手動テストの負担を軽減し、エンジニアの貴重なリソースをより効率的に活用することで、日本・ASEAN地域のITサービスの成長を促進することが期待されています。興味のある方は、MagicPodの公式サイトで導入相談や無料トライアルを申し込むことができます。