樹木葬「裾野の森」がグランドオープン
日本を代表する庭園デザイナーである石原和幸氏が手掛けた樹木葬の霊園「裾野の森」が、9月20日にグランドオープンを迎えました。この霊園は、伝統的な墓所のスタイルを現代に合わせた形で提供する新しい選択肢として注目されています。将来的に子どもに負担をかけない形でお墓を持ちたいと考える方々に支持されています。
開園法要の実施
開園初日には、午前11時から樹木葬の墓前で法要が行われました。この式典には光明寺の住職・松岡広也氏や、株式会社366の代表である伊藤氏、さらには造園職人たちが参列しました。石原氏は当日不在でしたが、彼のデザインが生み出したこの空間には彼の思いが息づいています。
樹木葬の新しい形
樹木葬「裾野の森」は、近年急増している樹木葬タイプのお墓の一つです。特に、お墓を子どもに承継しないと考える人が増えている中、従来の埋葬スタイルからシフトしています。株式会社鎌倉新書の調査によると、2020年には新しく墓地を購入する方の70%以上が承継不要の形を選んでいます。この動きに応える形で、こちらの樹木葬代表者が提案するのが、家族の代わりにお寺が供養を行う永代供養の仕組みです。
ペットとの共葬も可能
樹木葬「裾野の森」では、ペットも一緒に弔うことができます。日本では、15歳以下の子どもより家庭で飼われている犬や猫の数が多くなっています。これにより、ペットも家族の一員として大切にされ、その弔いも人間と同様の感情が注がれるようになってきました。この霊園では、ペットとの共葬を通じて、より深い絆を感じることができるのです。
霊園の概要
「裾野の森」は静岡県裾野市に位置し、開園時間は午前9時30分から午後4時30分まで。水曜日と木曜日が定休日のため、訪問の際には注意が必要です。霊園はJR御殿場線「裾野駅」から徒歩25分の距離にあります。また、公式ウェブサイトではより詳しい情報を届けていますので、興味のある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
光明寺樹木葬「裾野の森」公式サイト
このように、樹木葬「裾野の森」は、現代社会における新たな供養の形を提案しています。自然に優しく、永続的な供養の仕組みを持つ樹木葬は、今後の時代に適した選択肢となることでしょう。