HEROZが次世代移動支援のコンソーシアムに参加しAIスーツケース実証実験を実施

HEROZ、次世代移動支援技術開発コンソーシアムに加入

東京都港区に本社を構えるHEROZ株式会社は、一般社団法人次世代移動支援技術開発コンソーシアムに賛助会員として正式に加入しました。このコンソーシアムは、高齢者や障がい者など、様々な人々が快適に移動できる新しい技術を研究開発する目的で設立されています。HEROZは、独自の技術を活かし、音声対話技術の開発にも協力しており、移動支援の分野でのさらなる発展が期待されています。

特に注目すべきは、HEROZが関わった自律型ナビゲーションロボット「AIスーツケース」です。このロボットは、視覚に障がいのある方の移動をサポートすることを目的としています。AIスーツケースは、ユーザーのスマートフォンと連携し、目的地やルートを音声で案内することができます。これにより、障がいのある方でも自立して移動ができる手助けを提供することが可能となっています。

大阪・関西万博での実証実験

AIスーツケースは、2025年の大阪・関西万博で実施される実証実験において、一般ユーザーを対象とした体験を提供しています。この実験は2025年4月13日から10月13日までの期間行われ、毎日9:45から17:45の時間帯に、ショート・ツアーまたはロング・ツアーが用意されています。

- ショート・ツアー: 約20分の体験と事前・事後説明を含む30分の時間で、周辺のパビリオンを巡ります。
- ロング・ツアー: 約50分の体験に加え、大屋根リングまで上り、周辺を散策することも可能です。この実証実験は、利用者からのフィードバックをもとに、サービスをより良くするための重要なデータ収集の場となります。

参加者は、日本語、英語、中国語のいずれかを選択でき、AIスーツケース1台につき1から4名までの定員で予約可能です。

HEROZは、AIスーツケースが社会に実装されるために必要な技術的な課題を洗い出し、今後も移動支援技術の普及に貢献することを目指しています。これにより、視覚障がい者など、移動に課題を持つ人々が安全に、そして快適に移動できる社会の実現が期待されます。

AIスーツケースについて

AIスーツケースは、接触型のスーツケースに自律型ナビゲーション機能を搭載した革新的なロボットです。これまでも、未来館や大型ショッピングモール、空港などで実証実験が重ねられ、多くのデータが得られています。今後は、特に視覚障がい者のニーズに応えて、より洗練されたナビゲーション技術の開発が進められることになるでしょう。

ユーザーからのリアルタイムな質問に応じることで適切な情報提供を行い、周囲の状況を把握して音声でアナウンスする機能もさらに向上させる予定です。このような積極的な取り組みにより、HEROZは移動支援技術の最前線で活躍し続けるでしょう。

結論

HEROZの参加する次世代移動支援技術開発コンソーシアムとAIスーツケースの実証実験が、今後どのように障がいのある方々の移動をサポートし、社会全体のインクルーシブな環境を整えていくのか、大変楽しみです。これからの技術革新に期待が高まります。

【次世代移動支援技術開発コンソーシアムの詳細リンク】(https://caamp.jp/)
【大阪・関西万博「ロボットエクスペリエンス」詳細リンク】(https://www.expo2025.or.jp/news/news-20250205-01/)

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