日本オペレーションズ・リサーチ学会2026年春季大会開催
2026年3月4日から6日まで、麗澤大学にて「日本オペレーションズ・リサーチ学会 2026年春季大会」が開催されます。この大会は、全国から約400名が集まる大規模な学会であり、2000年以降、春と秋に毎年開催されています。千葉県での開催は、2019年の千葉工業大学以来となり、前回の広島大学(2025年9月開催)や次回の京都大学(2026年9月開催)と共に、日本国内における研究と議論の場として重要な位置を占めています。
大会のテーマは「老いる日本ORの力でどう挑むのか」。日本の少子高齢化という社会課題に対し、オペレーションズ・リサーチ(OR)がどのように貢献できるかを、産業、官庁、学界の観点から探ります。多様なプログラムが用意されており、研究発表会、シンポジウム、特別講演、パネルディスカッション、若手研究者によるクロストーク、キャリアセッションなどが行われます。
春季シンポジウム
大会初日の3月4日には、校舎さつき3101教室で春季シンポジウムが開催されます。講演者として招かれるのは、前平戸市市長の黒田成彦氏、株式会社ルリアンの小西弘樹氏、株式会社日本経済新聞社の浅沼直樹氏です。これらの講演では、地域の課題や社会構造の変遷に対する実践的アプローチが示されます。
その後のパネルディスカッションには、山崎和伸(株式会社日立柏レイソル)、栗田治(慶應義塾大学)、そして麗澤大学の徳永澄憲学長が登壇し、「老いる日本」というテーマのもと、開かれる産官学連携の真の可能性を議論します。そして、若手研究者や実務家が参加するクロストークセッションも行われ、未来を見据えた展望が共有される予定です。
特別講演
大会期間中は、さまざまな分野から第一線で活躍する専門家による特別講演も行われます。特に注目するべき講演の一つが3月5日に行われる、前熊本県知事で東京大学名誉教授の蒲島郁夫氏による「夢限りなく ― OR研究への期待~不可能を可能に」という演題です。
蒲島氏は、地方高校卒業後、農協勤務、さらにはアメリカ留学を経てハーバード大学で政治学博士号を取得。帰国後は筑波大学と東京大学で教育・研究を貫き、16年間の熊本県知事在任中に実践した経験を元に、OR研究が社会課題の解決にどう寄与できるかを語ります。
3月6日には物質・材料研究機構の谷口尚氏による特別講演、「超高圧力下での材料開発研究」と題し、ダイヤモンド関連の新しい応用可能性についても触れられます。
さらに、応用力学に関する講演もあり、広がる最適化モデリングの可能性についても興味深い情報が提供されるでしょう。
ORキャリアセッション
3月6日には校舎さつきi-Arenaで、OR専門分野に関心を持つ学生や若手研究者と、その研究成果を実社会に応用する企業との交流会「ORキャリアセッション」が一般公開されます。このセッションでは、参加企業が自らの取り組みについて紹介し、学生や研究者にとって大変貴重なネットワーキングの機会となるでしょう。
一般参加について
シンポジウム、特別講演、およびキャリアセッションは、一般の方も事前の予約は不要で無料で参加できます。詳細は日本オペレーションズ・リサーチ学会の特設ページでご確認ください。
麗澤大学は、昭和10年に創立され、教育理念「知徳一体」に基づき、国際社会に貢献できる人材の育成を目指しています。オペレーションズ・リサーチ学会2026年春季大会は、そんな麗澤大学の活動の一環で、学問と実践が交わる貴重な場となることでしょう。
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