子どものための工事説明会がもたらす安全と信頼の輪

マンションやビルの修繕事業を行うヤシマ工業株式会社が、進行中の大規模修繕工事現場で子ども向けの工事説明会を実施しました。このイベントは、子供たちに工事の仕組みと安全対策を教育することを目的にしています。今回の取り組みは、元請としての株式会社日鉄コミュニティとヤシマ工業が連携し、居住者の理解促進を図るものです。

工事説明会の背景と目的

ヤシマ工業の「建物に、健康寿命を。」というスローガンの下、同社は居住者に快適な環境を提供するために努力しています。大規模修繕工事は通常、約半年続き、居住者、特に子供たちにとって環境が大きく変わる時期です。そのため、工事の意図や安全の知識を習得してもらうことが重要です。工事説明会では、実際に体験を通じて知識を得られるようになっています。

体験型プログラム

子どもたちは工事の一部として、まず高圧洗浄体験を行いました。実際に使用される高圧洗浄機を使って、普段通る通路や壁面をきれいにすることで、大規模修繕の重要性を肌で感じる機会を持ちました。

また、ペンキ塗りとコーキング体験も実施。使用する塗料や刷毛を用いて、子供たちはマンション名を一字ずつ描いた記念ボードを作成しました。さらに、コーキング剤でのお絵描き体験も行い、建物の機密性や防水性の重要性を楽しく理解しました。

コミュニケーションの場に

工事説明会では、子供たちだけでなく保護者にも工事の内容についてより深く理解していただくための質問コーナーも設けられました。居住者の方々が抱える疑問や不安に対して直接答えることで、信頼感が生成され、工事担当者やスタッフの顔を知ってもらうことで、工事期間中の日常生活を安心して過ごせるような環境を提供しています。これは、ヤシマ工業が重視している居住者とのコミュニケーションの強化にも繋がります。

取り組みの今後

ヤシマ工業は、今後も居住者に寄り添う形で安全で快適な大規模修繕工事を行う意向です。そして特に子供たちの安全を最優先に掲げ、管理組合からの要望にも柔軟に応じた取り組みを進めていく考えです。

建物の長寿命化に取り組んできたヤシマ工業は、約220年の歴史を有し、これまでに5,000棟以上もの大規模修繕を行ってぎました。人生100年時代といわれる現代、ただ長生きすることが重要視されるだけでなく、健康的で快適な生活を送ることが求められています。この理念は、身近な建物に対しても当てはまります。古くても愛される建物を目指し、「建物に、健康寿命を。」というスローガンに込めた想いを胸に、努めています。