日本初の芸能プロダクション配給作品「余命」
日本の映画界に新たな一歩を踏み出す作品が登場しました。松雪泰子や椎名桔平など豪華キャストが集う映画「余命」が、東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門に出品されることが決定しました。この映画は、スターダストプロモーションのグループ会社である株式会社SDPによって製作された初の配給作品として注目を集めています。
豪華なキャストと確かな実績
今回の「余命」では、主演に松雪泰子が名を連ねており、彼女は数々の受賞歴を持つ実力派女優です。彼女の出演作には、ヒット作「フラガール」において受賞歴があるほか、最近では「デトロイト・メタル・シティ」や「容疑者Xの献身」でも主役として好評を博しています。また、椎名桔平や林遣都といったスターダスト所属のキャストが集まり、映画のクオリティをさらに高めています。
監督には、生野慈朗氏が起用されました。生野監督は、「愛してると言ってくれ」や「ビューティフルライフ」など、多くの人気ドラマを手掛けた実績を持っており、映画「手紙」でも成功を収めています。原作にはベストセラー作家である谷村志穂氏の「余命」を用いており、基本的なストーリーが確かなところにあります。
主題歌の選定にも注目
さらに、作品の主題歌には新生ユニット“twenty4-7”(トゥエンティーフォーセブン)の「Get A Life」が採用されることが決まりました。このユニットは、エイベックスが推す期待のR&B/HIP HOPレディースユニットで、過去に数枚のシングルやアルバムをリリースしています。
生野監督はこの曲の選定に強いこだわりを持っており、アマチュア時代からのファンであったとのこと。「Get A Life」の歌詞は生命の意義を問いかけるもので、映画のテーマと深く結びつくものです。監督は、制作過程でも毎朝この曲を聴きながら臨んだと語っており、そのため映像と楽曲が絶妙に融合した作品に仕上がることが期待されています。
映画のアピールポイント
「余命」は、キャスト、監督、原作、そして主題歌と万全の体制で臨む作品として、東京国際映画祭での評価を得るべく準備を進めています。映画製作と配給という新たな挑戦に挑むSDPは、この作品を通じて邦画界に新たな風を吹き込む意気込みを見せています。
作品概要
- - 作品名: 余命
- - 監督: 生野慈朗
- - 原作: 谷村志穂「余命」新潮社刊
- - 出演: 松雪泰子、椎名桔平、林遣都他
- - 公開日: 2009年2月7日全国ロードショー
- - 製作: 「余命」製作委員会
- - 制作プロダクション: ビーワイルド
映画「余命」は、新たな邦画の風を感じさせる作品となること間違いなしです。期待の声が高まる中、観客がどのように受け止めるのか、今からその反響が楽しみです。