もりやま園が「日本DX大賞2026」でサステナビリティ部門の大賞を受賞
青森県弘前市に本社を置くもりやま園株式会社が、2026年7月23日に東京・京橋のTODA HALLで開かれた「日本DX大賞2026」の表彰式において、サステナビリティ部門の大賞を獲得しました。この栄誉ある受賞は、彼らの先進的な農業経営の取り組みを示すものです。
受賞の背景
もりやま園は、りんご栽培において、作業時間の75%以上を占める剪定や摘果、葉取りなどの「捨てる作業」に重点を置いています。この限られた資源を最大限に活用するため、同社は自社開発の果樹農業向け生産管理システムを導入。データ化された全作業を通じて、従来なら廃棄されていた摘果りんごを「TEKIKAKA CIDRE」や「テキカカアップルソーダ」といった新たな商品に転換することに成功しました。
その結果、「捨てる作業を作る作業に変える」という理念を掲げ、農業の持続可能性と収益性を両立する新たなビジネスモデルを構築。この取り組みが高く評価され、サステナビリティとデジタルトランスフォーメーション(DX)を融合した労力が、今回の大賞受賞に至ったのです。
代表者のコメント
代表取締役の森山聡彦氏は、「五代続くりんご農家として、現場の課題をデータで見える化し、捨てられていた価値を商品に変える挑戦を続けてきました。この受賞は、日々畑で汗を流す社員と、支えてくださる地域の皆様のおかげです。青森から、日本の農業DXを前に進めていきたい」と述べています。
今後の展開
もりやま園は、今後も高密植栽培と機械化を駆使して生産性の向上を目指すと共に、摘果りんご由来の新たな素材の用途開発にも取り組むことを計画しています。このような取り組みを通じて、産業としての果樹農業モデルの確立を目指します。
会社概要
- - 社名: もりやま園株式会社
- - 所在地: 青森県弘前市緑ケ丘1-10-4
- - 代表者: 森山聡彦
- - 事業内容: りんご栽培(10.5ha)、シードル等飲料製造販売、果樹農業向けクラウドサービスの開発
- - 主な受賞歴: 2019年ジャパンシードルアワード大賞、2020年全国果樹技術・経営コンクール農林水産大臣賞、2022年経済産業省DX Selection特別審査員賞、2025年日本6次化大賞グランプリ
もりやま園の取り組みは、これからの農業のあり方にも大きな影響を与えることでしょう。青森から発信される新たな農業の形に、今後も注目です。