東京・四谷に「健脳カフェ」が誕生
認知症予防と未病改善のための新たな拠点「健脳カフェ」が、東京・四谷にオープンしました。アルツクリニック東京が監修し、認知症の第一人者である新井平伊院長が中心となり、このカフェは早期の認知症予防や介入を目的としています。従来の「認知症カフェ」とは異なり、発症前の時期にある軽度認知障害(MCI)や主観的認知機能低下(SCD)の方を対象にした特別な場所です。
認知症予防をサポートする独自の取り組み
「健脳カフェ」では、訪れる方々が認知症のリスクを低減するための支援を受けられます。カフェ内には認知症専門医が常駐し、様々なプログラムや談話に参加することによって、個別に予防のサポートを行います。来場者は、上智大学の心理学科の学生たちと交流を深めたり、認知トレーニングに参加したりできる機会があります。また、「認知症の人と家族の会」の支部が設けた相談会もあり、専門知識を持つ人々と気軽に話し合える空間が確保されています。
産学連携による多彩なプログラム
「健脳カフェ」で実施されるプログラムは、多様な認知症予防団体や企業と連携して展開されています。生涯健康社会推進機構や日本音楽健康協会などからも情報や実践に役立つプログラムが提供され、来場者は最新の知見や方法を学ぶことができます。
今後はさらにパートナーシップを拡大し、研究から得られたエビデンスを元に、社会への普及を目指していく予定です。これにより、日本における認知症予防のための新しい拠点となることが期待されています。
アクセスとカフェの概要
「健脳カフェ」は東京都新宿区左門町20の四谷メディカルビル1階に位置し、東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」駅から徒歩4分の好立地です。営業は月曜日から金曜日まで、午前の部は10時から12時30分、午後の部は14時から16時30分。参加費は1,500円で、事前予約は不要です。詳しいお問い合わせはアルツクリニックPETラボまで。
場所と活動内容
カフェ内には、以下のようなエリアがあります:
- - サロン談話コーナー:専門医と交流しながら知的活動を促進。
- - 活動スペース:運動、栄養、絵画などの教室が日替わりで開催。
- - エンタメルーム:映画やカラオケを通じて、視覚的・聴覚的アプローチを実践。
プログラムの例
- - 絵画教室:専門医による講義で楽しみながら認知機能を高める。
- - 運動教室:簡単な運動を行い、筋力向上を目指すプログラム。
- - 栄養教室:食事と認知機能の関連について、専門の栄養士から学べる機会。
さらに有料プログラムとして、カウンセリング相談室を設置し、経験豊かな医師が個別相談に応じます。これらの取り組みを通じて、訪れる人々の健康の維持と向上に貢献したいと考えています。
新井平伊院長が掲げる「情熱的な人生を送る」という理念のもと、健脳カフェは認知症予防の新たな取り組みとしての未来を切り拓いていくでしょう。