和光会グループが全国ワークスタイル変革大賞最優秀賞を受賞！

和光会グループが最優秀賞を受賞

2025年10月27日、岐阜市のOKB岐阜中央プラザにて開催された「全国ワークスタイル変革大賞2025 東海・北陸大会」で、創業100周年を迎えた和光会グループが最優秀賞を獲得しました。

イベントの概要

この大会は、地域企業のワークスタイルの革新に向けた取り組みを広く共有し、参加者がすぐに実践できるヒントを提供することを目的としており、地元企業による公開プレゼンテーションが行われました。審査は、戦略性や成果、再現性などの観点から行われ、和光会グループがその中で際立った成果を示しました。

和光会グループの取り組み

和光会グループの発表タイトルは「誰も取り残さないDX ー医療・福祉の職場変革ー」です。彼らの取り組みは、医療・介護現場におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）の推進です。現場の職員がITに対する抵抗感を抱えていたため、彼らは専門のDX推進課を設け、IT基盤の整備を一手に担うことで問題を解決しました。

マニュアルのクラウド化

特に注目すべきは、従来の紙ベースで管理されていた2000本以上のマニュアルを、クラウド上に移行した点です。この変更により、業務の属人化を解消し、新人教育にかかるコストも軽減されました。また、ITアレルギーのない若手職員を「推進員」として任命し、現場内でのツールの使い方を教え合う文化を育成しました。

業務効率化の成果

その結果、法人全体で年間84,240時間以上の業務効率化を達成し、この時間を地域貢献活動に費やすことも可能になりました。マニュアルの検索時間が削減され、新人教育の負担も軽減されたことが、職員の働きがいややりがいの向上にも寄与しています。

審査員からの評価

和光会グループの取り組みは、医療・介護という難しい業界での地道な変革の実行が評価されました。裁量を持って業務を進める若手職員を中心に、現場の自立性を重視したアプローチが高く評価されました。その結果、全審査員が一致して最高評価としました。

受賞企業と他の優れた取り組み

この大会では、他にも一般社団法人aiyueyoやサンメッセ株式会社などが優秀賞を受賞しました。各企業が異なる視点でデジタル技術を活用し、それぞれの業界の課題を解決するための取り組みを展開しています。特にaiyueyoは自律・分散型のワークスタイルを構築し、農業と女性支援を結びつけた斬新な試みが注目されました。