若者の転職事情
2024-09-25 12:33:33

若者の転職事情:新たなキャリアを求める第二新卒とヤングキャリアの実態

最近、若年層における転職への関心が高まっています。特に、社会人経験が少ない「第二新卒」と呼ばれる層が新たなキャリアを求める傾向が顕著です。今年の調査によると、第二新卒の約55.7%が「キャリアチェンジ」を希望していることがわかりました。この背景には、単なる職の組み換えではなく、自らの興味を追求し、未経験の分野に挑戦したいという意欲が見えます。


一方で、3年以上の社会人経験を積んだ「ヤングキャリア」の層に目を向けると、彼らは「キャリアアップ」を重視する傾向が強いことが明らかとなっています。この層では41.3%がキャリアアップを望んでおり、業界内での成長や収入の向上を求めています。


【興味のある仕事に挑戦したい第二新卒】

調査において、第二新卒がキャリアチェンジを通じて実現したいことの第1位は「興味を持っていた仕事に挑戦したい」というもので、65.4%がこの選択肢を挙げました。彼らは新しい業種や職種に対する好奇心が強く、自らのキャリアを方向転換することで新たな可能性を探っています。この傾向は、彼らが職場の環境よりも、自分自身の成長や挑戦を重視していることを示しています。


【労働条件の改善を求めるヤングキャリア】

一方で、ヤングキャリアの多くは、「残業時間や休日の取りやすさなど、労働条件を改善したい」と考えており、68.1%がこの願望を持っています。残業が多い業種や企業に所属している場合、より良い労働環境を求めて転職を考える傾向が顕著です。さらに、66.0%は「給与・年収を上げたい」とも希望しており、職場の条件改善を求める声が強いことが分かります。


【キャリアアップの共通目標】

興味深いことに、キャリアアップを通じて実現したいことについて、第二新卒もヤングキャリアも「給与・年収アップ」が最も多く挙げられました。第二新卒では59.5%、ヤングキャリアでは59.6%の人がこの選択肢を選んでおり、まさに両社の共通の目標となっています。キャリアが進むことで得られる金銭的な報酬は、やはり働く上での大きなモチベーションの一つであることが伺えます。


背景には、終身雇用の崩壊や労働市場の変化が影響していることも考えられます。若者たちは定職に安住するのではなく、常に次のキャリアを見据え、自らのスキルや条件を見直しながら進む時代が到来しています。このような流れは、企業の方針にも影響を与え、採用戦略や待遇改善においても変化が求められています。


これらの調査結果は、株式会社学情が実施したもので、2024年の8月1日から16日までの期間に行われました。

総じて、若者たちの転職に対する考え方は確実に変化しており、それぞれの層が求めるキャリアのビジョンや実現したいことが明確化してきています。今後もこの流れが続く中で、効率的な転職サポートが求められていくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社学情
住所
東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX9階
電話番号
03-6775-4819

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