深刻な家庭の問題を描いた漫画が同時発売、親子の絆を考えさせられるストーリー

深刻な家庭問題を扱った注目の漫画が同時発売

11月9日、2つの注目のコミックが発売されます。1つは「子供を殺してください」という親たちの最新16巻、もう1つは「それでも、親を愛する子供たち」の第2巻です。

「子供を殺してください」という親たち第16巻

この作品は、押川剛が原作を務め、鈴木マサカズが漫画化した作品です。WEB漫画雑誌「コミックバンチKai」で連載されており、家庭内での深刻な問題に焦点を当てています。特に、引きこもりや精神疾患、家庭内不和など、現代社会が抱えるさまざまな問題を描き出しています。特に、病識のない患者を医療につなげられない家族の苦悩をリアルに描写しており、多くの読者に共感を与えています。

「それでも、親を愛する子供たち」第2巻

同じく押川剛の原作で、構成は鈴木マサカズ、作画はうえのともやが担当しているこの作品も、児童の養護施設や虐待の問題に取り組んでいます。Webマンガサイト「くらげバンチ」で連載中で、特にここでは、児童養護施設にいる子供たちの苦悩や、育児放棄、虐待の現実が描かれています。特に「ホチキス」というエピソードでは、一人の少年が受けた衝撃的な虐待が正面から描かれ、読者の心に深い印象を残しています。

著者たちの意図

原作者・押川剛は、子供が求める親の存在は単なる愛情の結果以上のもので、子供が「安心」を求めるためであると述べています。そのため、これらの作品を通じて、子供との関係に悩む大人たちに新たな視点を提供することを目指しています。

構成作家の鈴木マサカズも、2作品の関連性を強調し、今なお続く現代の問題を扱っているとコメント。作画担当のうえのともやは、連載開始からのプレッシャーを感じつつも、反響を肌で実感しており、さらなる広がりに期待を寄せています。