50代以上の女性が選ぶ! お札の肖像になってほしい人物ランキング
「ハルメク 生きかた上手研究所」が、50歳以上の女性565名を対象に実施した「お札の肖像になってほしい人物」ランキングが発表されました。
1位に輝いたのは、長年1万円札の顔として親しまれてきた
福澤諭吉。理由としては「先駆者・道を切り拓いた」「有名・誰もが知っている」「親しみがある」などが挙げられました。1984年から約40年、福澤諭吉が1万円札に採用されていることに対し、慣れ親しんだ存在として、継続を望む声が多く寄せられたようです。
2位は
聖徳太子。理由として「有名・誰もが知っている」「カリスマ性がある」などが挙げられ、特に60代、70代からの支持が強かったとのこと。1958年から1986年まで1万円札の肖像を務めていたことから、「お札と言えば聖徳太子」というイメージが根強く、再びの登場を期待する声が上がっています。
3位は
杉原千畝。第二次世界大戦中にユダヤ人へのビザ発給を行い、国際的に称賛されている人物です。理由として「社会の平和のために貢献した」「海外にもアピールできる・世界的に認められている」などが挙げられました。
今回の調査では、世界レベルで活躍した人物や、社会に貢献した人物への評価が目立ちました。これは、令和時代における紙幣に対する価値観が、単なる通貨としての役割を超え、グローバルな視点で「世界に誇れる日本人」を求める傾向にあることを示しているのかもしれません。
新紙幣に対する意識
新紙幣発行については、賛否両論がありました。最新の偽造防止技術やデザインへの期待感がある一方で、「関心がない」「混乱する」「面倒」など、否定的な意見も多く見られました。
特に、現金払いが減り、電子決済に移行している令和時代においては、紙幣そのものの存在価値が低下している可能性も指摘されています。
50代以上の女性が考えるお札の肖像
今回の調査結果から、50代以上の女性にとって、お札の肖像は単なる人物像ではなく、歴史や社会、そして自身の価値観を投影する重要な要素であることがわかります。
今後、お札のデザインや肖像は、時代の変化とともにどのように変化していくのでしょうか。今後の動向に注目していきたいところです。