ニュージーランド障がい者庁のMatthew Frost氏が初のeラーニングに参加

株式会社Lean on Meは、2024年8月28日に障がい福祉サービス事業所向けのオンライン研修サービス「スペシャルラーニング」において、ニュージーランド障がい者庁WhaikahaのMatthew Frost氏が初めて登場する新コンテンツを公開しました。

Matthew Frost氏（通称Matt氏）は、障がい者庁Whaikahaのプリンシプルアドバイザーとして、ニュージーランドの障害者政策や福祉に長年関与してきた人物です。今回のeラーニングコンテンツでは、Matt氏が研修のために来日した際の日本の障がい者施設に滞在した経験に基づいて、日本とニュージーランドの障がい福祉について深く掘り下げます。具体的には、ニュージーランドの障がい者庁の仕組み、障がい者の社会参加、権利擁護、そしてウェルビーイングに関する知見が共有される予定です。

Whaikahaは、世界で初めて設立された障がい者庁で、先住民の言葉では「People of Strength」（強みを持つ人たち）を意味します。約40%のスタッフが障がいを持ち、その多様性と経験から生まれる視点は、他の国と比べても特にユニークです。Matt氏自身も障がいを持つ人々との交流を通じて、彼らの視点を理解し、より良い支援につなげる努力をしてきました。

2014年に設立されたLean on Meは、大阪府高槻市を本拠地とし、障がいがある方々への理解を深めるためのeラーニングを提供しています。「スペシャルラーニング」に参加することで、講師としてのMatt氏の貴重な体験談を直接聞くことができるのは、参加者にとってとても価値のある機会です。日本の障がい福祉についての深い理解を得ると同時に、国際的な視点を持つことができる内容となっています。

「スペシャルラーニング」は障がい福祉に従事する職員や、障がい者を積極的に雇用する企業のスタッフ、さらには障がい者のお客様を扱う従業員を対象にしたオンライン研修サービスです。自閉症協会の会長や元厚生労働省の専門官など、専門知識を有する講師陣が制作した様々なコンテンツがあり、動画を通じて学ぶことができます。

視聴にはSpecial Learningへの加入が必要で、加入希望者はLean on Meまで問い合わせることで、トライアル利用も可能です。サービスを通じて、福祉対応に必要な知識を自ら選び、学べるツールとして多くの障がい者職員の支援に役立てられることが期待されています。

今回の新コンテンツの公開により、日本の障がい福祉の新たな側面を知ることができ、多くの方にとって有意義な学びの場となることでしょう。今後の活動にも注目です。