日本の放置船を救急艇に変える『Project KATIG』が始動!
島根県出雲市で、NPO法人ボートブリッジアジアが新たなプロジェクト『Project KATIG』をスタートします。このプロジェクトは、日本国内で処理が難しい放置船を修繕してフィリピンの島々に届け、命を救う「救急艇」として活用する取り組みです。環境問題の解決と人道的支援を同時に実現することを目指しています。
放置船が抱える環境問題と支援が求められるフィリピン
日本の沿岸には、適切な処分が難しいために放置されている「放置FRP船」が多く存在します。これらは環境に悪影響を及ぼす原因となっています。一方、フィリピンの離島では、自然災害によって多くの人々が日常生活に必要な船を失っています。日常の移動手段や漁業を支える船がなければ、地域の人々は生活の危機に直面しています。
『Project KATIG』の具体的な取り組み
『Project KATIG』では、初めに修繕・輸送に必要な資金300万円をクラウドファンディングを通じて募ります。募金は、放置船を引き取るための「引き取り協力金」や、中古船の国内販売によっても得られます。その利益を利用して、フィリピンの地方政府に船を無償で譲渡し、維持管理を行います。
4つの自走ビジネスエンジン
このプロジェクトは、一時的な支援で終わらないように、持続可能なビジネスモデルを構築しています。具体的には、以下の4つの仕組みがあります。
1.
放置船の引き取り・協力金事業: 国内で放置されている船から引き取り協力金を集め、再生資金とします。
2.
中古船の国内販売: 修繕した船を国内の漁業者などに販売し、大きな収益源とする。
3.
伝統的な藻塩作り: 地元の資源を使い、障害者と共に高品質な藻塩を製造する。
4.
エシカルフードの展開: 地元産品を使用した食のブランドを構築し、持続可能な商業ルートを確立します。
地域再生と未来のビジョン
現在行っている出雲の取り組みをモデルとして、将来的には日本全国の沿岸地域に拠点を展開していく予定です。地域に根ざした産業を活かしつつ、海洋文化の再生を目指します。この地域循環モデルを全国に広めることで、より多くの人々の命を救うインフラを形成します。
渡部洋の想い
代表理事の渡部洋は、この取り組みには家族の想いが込められていると語ります。父が船員であったことから、彼の遺志を継いで海を越えて支援を行う決意を固めています。「限界を決めるな」という信念を胸に、環境保護と人道支援の両立を図ることが、これからの目標です。
クラウドファンディングの詳細
このプロジェクトは、2026年6月17日からクラウドファンディングサイト「READYFOR」にて開始され、目標金額300万円を募ります。
日本の放置船が、アジアの人々の命を救うインフラに変わる。このプロジェクトにあなたも参加し、新たな国際貢献の形を作り出しましょう!