業務提携発表
2025-03-21 10:43:52

大和証券グループと三井住友トラストグループが業務提携を発表

業務提携の概要



株式会社大和証券グループ本社と三井住友トラストグループが資産運用及び管理の業務提携を結ぶことが発表されました。この提携は両グループの知見と強みを融合させ、資産運用業界の効率化を図ることを目的としています。提携の背景には、政府が推進する「資産運用立国実現プラン」があり、このプラン内には日本特有のビジネス慣行や参入障壁に関する課題も指摘されています。

大和証券グループは、運用会社向けに多様なITソリューションとミドル・バックオフィス業務を提供しており、三井住友トラストグループは、信託受託に基づく国内外の資産管理ソリューションを通じて、効率的な資産管理を実現しています。このようにお互いの専門知識を活用することで、業界全体の発展が期待されています。

データ共有基盤の構築



提携の第一歩として、両グループは運用会社と信託銀行間の情報データ連携を円滑に行うための「データ共有基盤」を構築します。この基盤により、業務の効率性が向上し、コストの削減が見込まれます。また、データ共有基盤を使ってミドル・バックオフィス業務に特化したITソリューションを運用会社に提供することで、一者計算スキームの整備や質の高い資産運用の実現を目指しています。

資産運用の価値最大化



大和証券グループは、データ共有基盤を利用し、更なるITソリューションの提供を通じて、運用会社や販売会社間の情報連携を強化することも約束しています。このような取り組みを通じて、顧客の資産価値を最大限に引き出すことが狙いです。三井住友トラストグループ側も、BPOサービスの拡充を進めており、これにより資産管理ソリューションとの連携が効率的に行えるようになります。

業界全体のデジタル化



今後、一者計算の実現がミドル・バックオフィス業務を根本から見直す機会となります。この新しいモデルが成功すれば、運用会社の業務効率化や新規参入者の受け入れが進むことが期待されています。両グループは引き続き、この取り組みの透明性を高め情報を公開し、業界全体のデジタル化を推進し続ける方針です。

人材交流の深化



最後に、両グループ間での人材交流を促進することも重要な要素です。専門知識や経験を共有することで、資産運用と管理の各領域における技術の向上が期待され、結果的に業界全体の成長に寄与することでしょう。これにより手厚いサポート体制が整い、安心して資産運用を行う基盤が作られることを目指しております。

この業務提携は、新たな可能性を拓くものとして業界内で注目されています。今後も快適で高効率な資産管理と運用が実現されることを期待しましょう。


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会社情報

会社名
株式会社大和総研
住所
東京都江東区冬木15-6
電話番号
03-5620-5100

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