ヤマト住建、10期連続受賞で省エネ住宅のワールドスタンダードを目指す

ヤマト住建が10期連続受賞

2020年3月、ヤマト住建株式会社（兵庫県神戸市）が一般財団法人日本地域開発センター主催の「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」を10期連続で受賞したことが発表されました。この賞は、省エネルギー性能に優れた住宅を表彰するものであり、ヤマト住建の長年の取り組みが評価された結果となります。

ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーの意義

この賞は、建物の躯体やエネルギー設備を総合的に評価し、省エネルギー性能の向上を促進することを目指しています。環境負荷の削減と快適な住空間を実現することがこの賞の根底にあり、受賞企業はその理念に基づいた取り組みを行っています。ヤマト住建は、2009年度に初参加し、それ以来毎年の受賞を果たしてきました。

受賞理由と取り組み

ヤマト住建の受賞は、特に省エネ・高気密・高断熱住宅の普及、さらにはゼロエネルギー住宅（ZEH）の促進への熱心な取り組みが評価されました。今年も特別優秀賞と特別優秀企業賞を獲得し、その高い基準が示されました。特に注目されたのが「エネージュUW-V」という住宅です。この住宅は、太陽光発電とV2H（Vehicle to Home）システムを導入し、電力自給自足を実現しています。全館空調システム「YUCACO」を搭載し、高気密・高断熱化を徹底することで、省エネルギー性能を大幅に向上させました。UA値は0.27まで下がり、消費者にとってもコスト抑制に寄与しています。

ヤマト住建の未来に向けたビジョン

ヤマト住建は「日本の住宅を世界基準に」を使命とし、日本の住宅環境の向上に取り組んでいます。世界的に見ても、高品質な家電製品や自動車が生産される日本において、住宅の基準はまだまだ追いついていません。そのため、同社は長寿命で、広さや性能、価格に優れた住宅を提供し、全国の顧客に喜んでもらえるよう努力しています。今後も未来の子供たちのために地球環境を守る家づくりを継続し、持続可能な社会への貢献に邁進していくことが期待されています。