おやすみ絵本『ねむねむごろん』が10万部突破!
株式会社KADOKAWAが刊行した絵本『ねむねむごろん』が、2019年の発売以来、驚異の累計10万部を突破しました。作・絵のたなかしんさんによって描かれ、この作品は特に寝かしつけのプロセスを楽にする工夫が盛り込まれています。
絵本の賞歴と人気の理由
『ねむねむごろん』は、口コミの広がりにより多くの家庭に受け入れられ、第12回MOE絵本屋さん大賞2019では、パパママ賞第3位を獲得するなど、高い評価を受けています。なぜ、これほどの支持を集めているのでしょうか?
1. 入眠儀式にぴったりのデザイン
この絵本のビジュアルは、優しい色合いで描かれており、海の砂で表現されたイラストは目にも優しいものです。特に背景が黒く設定されているため、暗い部屋で開くと、動物たちが浮かび上がるように見えます。この体験は、子どもたちに心地よい眠りへと誘う一助となります。毎晩「部屋を暗くして、この本を読んでから眠る」という習慣付けをサポートしてくれるのです。
2. あくびの伝染が狙い目
ページをめくるたびに、さまざまな動物や赤ちゃんたちが「ねむねむ」のかけごえと共にあくびをする仕掛けが施されています。この部分は特に楽しませる要素となり、子どもたちも自然にあくびをするようになります。その結果、徐々にうとうとと眠りに入っていく風景が広がるのです。
3. ねむねむポーズでくつろぎ体勢へ
登場するキャラクターたちのポーズをマネすることで、子どもたちは自然と布団に横になります。絵本の最後のページでは、「おやすみなさい」のセリフと共に、明かりをぱちんと消す演出があります。絵本が終わると同時に、リラックスした気持ちで眠りに入れるような仕掛けになっています。
保護者からの感想
実際に使っている保護者たちの声も多く寄せられています。「ごろん」「くるん」と真似をしてくれるので、自然に布団に横になってくれたという方や、子どもの名前を入れて読んでいるママの話も。これにより、家族みんなで楽しみながら眠りに入る時間を作ることができているようです。
たなかしんからのメッセージ
「10万部の達成は大変嬉しいです。子どもたちがこの本を通じて、ねむねむごろんを真似てくれたり、眠るときの使い手として役立っていると聞くと、私も夢見心地になります!今後も、この絵本が皆さんの睡眠時間に良い影響を与え続けられますように。」
試し読みも可能
人気絵本サイト「絵本ナビ」では、全ページのためし読みができる特別なサービスも実施中です。スマートフォンやタブレットを使って、簡単に試せますので、ぜひチェックしてみてください。
書誌情報
『ねむねむごろん』
作・絵:たなかしん
価格:1,210円(税込)
発売日:2019年4月18日
サイズ:174mm×174mm
ページ数:32ページ
ISBN:978-4-04-107884-6
発行:株式会社KADOKAWA
たなかしんの著者プロフィール
たなかしんさんは1979年生まれ、大阪を拠点に活動している画家および絵本作家です。独特の画法を使った作品作りを行い、様々なメディアで表現活動を展開しています。『ねむねむごろん』での受賞歴もあり、これからの作品にも期待が寄せられています。