弁護士ドットコム新CTO就任
2024-11-15 15:50:47

弁護士ドットコム、田中慎司氏がCTOに就任 AI活用でリーガルテック進化加速

弁護士ドットコム、AI時代のリーガルテック進化を加速 新CTOに田中慎司氏



弁護士ドットコム株式会社は、11月15日付けで田中慎司氏が最高技術責任者(CTO)に就任したと発表した。同社は「弁護士ドットコム®︎」や「クラウドサイン®︎」といったサービスを提供しており、今回のCTO就任は、技術部門の強化と、AI技術を活用したリーガルテック分野での更なる発展を目指すものだ。

田中慎司氏は、京都大学大学院情報学研究科博士後期課程修了後、日本電信電話株式会社を経て、株式会社はてな、株式会社メルカリと、国内外のIT企業で開発部門を歴任。はてなではCTOとして技術全般を統括し、メルカリでは英国法人立ち上げや米国法人での要職を務めるなど、豊富な経験を持つ。

弁護士ドットコムにおける田中氏の役割は、同社の技術基盤強化と、AI時代におけるリーガルテックサービスの開発を牽引することだ。特に、近年急速な進化を遂げている生成AI技術に着目。契約書のレビューや法的分析、リーガルリサーチなど、従来は専門家しか対応できなかった業務の効率化・自動化を目指す。

田中氏は就任コメントで、「ChatGPTに代表される生成AIの進化により、あらゆる業界でサービスやビジネスモデルの転換が進んでいます。法務分野においては、契約書のレビューや法的分析、さらにはリーガルリサーチなど、従来は熟練した専門家でなければ対応できなかった業務の多くが、AIによって効率化・自動化される可能性を秘めています。」と述べている。

弁護士ドットコムは、AI技術を活用することで、単なる業務効率化だけでなく、法的サービスへのアクセス向上を図り、多くの人々に質の高いリーガルサービスを提供することを目指す。田中氏は、その実現に向けて、組織づくり、エンジニアリング、ビジネス成長の三位一体による戦略を推進していく考えだ。

弁護士ドットコムの今後の展望

弁護士ドットコムは、「プロフェッショナル・テックで、次の常識をつくる。」をミッションに掲げている。今回の田中氏のCTO就任は、このミッション達成に向けた重要な一歩と言えるだろう。AI技術と弁護士の専門性を融合させ、革新的なリーガルテックサービスを提供することで、法律分野における新たな常識を創造していくことが期待されている。

田中氏の経験とリーダーシップの下、弁護士ドットコムは、技術力と開発体制のさらなる強化を図り、AI時代におけるリーガルテック市場をリードしていくことが期待される。今後の動向に注目したい。

田中慎司氏の経歴

京都大学大学院情報学研究科博士後期課程修了
日本電信電話株式会社
株式会社はてな (CTO)
株式会社メルカリ (執行役員、VP of Backend、Sr.Director of Backend)
* 弁護士ドットコム株式会社 (執行役員 CTO)

弁護士ドットコム株式会社について

弁護士ドットコム株式会社は、2005年7月4日設立。東京都港区に本社を置く。代表取締役社長兼CEOは元榮太一郎氏。東京証券取引所グロース市場に上場している。主な事業内容は、弁護士や税理士といった専門家と人々を繋ぐポータルサイトの運営、契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン®︎」の提供などである。資本金は545百万円(2024年9月末現在)。


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会社情報

会社名
弁護士ドットコム株式会社
住所
東京都港区六本木4-1-4黒崎ビル6F
電話番号
03-5544-8416

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