2023年9月27日、オーガニックコットンのブランド『プリスティン』が環境保護のための「CARE認証 ENVIRONMENT」にて最高評価であるプラチナブロッサムを取得しました。この認証は、製品が環境への配慮をしながら製造されていることを証明するもので、世界初の快挙です。
環境と人権への配慮
プリスティンを運営する株式会社アバンティは東京都新宿区に拠点を構え、人権と環境の保護を最優先にした製品作りを行っています。特に、国産オーガニックコットンを使用し、環境への影響を最小限に抑える製造方法を採用。無染色の天然素材を生かしたアプローチで水使用量の削減や染色による環境負荷を減少させています。また、日本国内で製造を行うことで、化石燃料に依存した輸送に伴うCO2排出の削減にも成功しています。
ゼロウェイストの追求
プリスティンが目指すのは、2030年までのZero Wasteの実現です。その一環として2019年に始めた「リコットン・プロジェクト」では、不要になった衣類や残り物を回収し、新たな製品に再生する取り組みを進めています。これにより、限りある資源を無駄にすることなく、持続可能な循環を実現しているのです。
透明性の確保
プリスティンのCARE認証取得は、製品のトレーサビリティと透明性を高めるものです。消費者は、購入した製品が人権と環境に配慮しているかどうかを、第三者の認証によって判断できるようになりました。アパレル業界での信頼構築は、消費者とブランドの関係をより強固にする要素でもあります。
環境だけでなく人権も
プリスティンは、2023年7月にも人権の観点から最高評価を受けた「CARE HUMAN RIGHT」の認証も獲得しています。このように、環境保護と人権保護の両立を目指す姿勢が評価され、国際的に注目されています。
今後の展望
今後もプリスティンでは、より健全な未来を見据え、製品作りを続けていきます。代表の奥森秀子氏は「手を掛けすぎず、手を抜かない」がブランドの哲学であると語っており、持続可能な未来のために積極的に取り組む姿勢を強調しています。環境への配慮が求められる現代において、プリスティンの活動は一つのモデルケースとして、多くのブランドにも影響を与えることでしょう。サスティナブルなライフスタイルに接することができるプリスティンの製品が、私たちの生活をどれほど豊かにしてくれるか、期待が高まります。