木曜日は本曜日
2022-10-06 10:30:02
東京の本屋が生き残りをかけて「木曜日は本曜日」をスタート
木曜日は本曜日: 東京の本屋の取り組み
近年、東京を含む全国の本屋が苦境に立たされています。2000年には全国で約2万店あった本屋が、2020年には半分近くに減少。特に東京都では中小書店が大きな影響を受けており、2000年代初頭の1,426店から2022年には287店にまで減少しています。こうした状況を打破し、再び本屋への足を運ぶ機会を提供することを目的に、東京都書店商業組合は「#木曜日は本曜日」プロジェクトを始動しました。
プロジェクト概要
2023年10月6日からスタートしたこのプロジェクトは、毎週木曜日に本屋を訪れる習慣を促進することを目指しています。プロジェクトでは、本屋と本を愛する著名人や作家、インフルエンサーが「人生を変えた本」として選んだ書籍を紹介し、そのエピソードを動画でお届けします。
この取り組みの一環として、特設サイトやYouTubeチャンネルでは著名人が選書について語るインタビュー動画が公開されています。第1弾として、俳優・歌手の上白石萌音さんが登場し、自身にとって特別な本について紹介します。
上白石萌音さんのスペシャルムービー
上白石さんが本屋を訪れる様子を収めた特別ムービーは、特設ページや「東京書店商業組合」の公式YouTubeチャンネルで視聴可能です。彼女は、選んだ絵本や小説を紹介しつつ、本屋での偶然の出会いがどれほど大切であるかを語っています。さらに、毎週木曜日には上白石さんの声によるプロジェクトの情報が店内放送されます。
参加書店と特典
東京都書店商業組合に加盟する約180店舗では、著名人が選んだ書籍を購入できるほか、特典として「#木曜日は本曜日 限定しおり」が配布されます。これにより、来店されるお客様は特別な体験を得ることができます。
このプロジェクトを通じて、多くの人々が本を手にし、心温まる時間を過ごすきっかけになればと考えています。著名人や作家と共に、書店の魅力を再発見し、新しい本との出会いを楽しんでいただければ嬉しいです。
コメント
東京都書店商業組合の常務理事であり、プロジェクト実行委員会委員長である小川頼之氏は、「本屋の最大の魅力は『まだ見ぬ本との偶然の出会い』です。この取り組みを通じて、皆さんにとって特別な1冊との出会いを経験してほしい」とコメントしています。
最後に
「#木曜日は本曜日」プロジェクトは、今後も様々な取り組みを通じて本屋を盛り上げていきます。詳細な情報は随時お知らせしますので、ぜひご期待ください。
会社情報
- 会社名
-
東京都書店商業組合
- 住所
- 東京都千代田区神田駿河台1-2書店会館1階
- 電話番号
-
03-3291-0853