ESG情報開示の新たな支援「SmartESG」の進化
シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が提供するESG情報開示支援クラウド「SmartESG」は、最近に機能のアップグレードを実施しました。このアップデートにより、業界での評価が高い「MSCI」のレポートに対応するとともに、企業がその評価を受けてフィードバックを行うための支援機能を追加しました。
機能の強化内容
SmartESGの「ESG格付けレポート」機能は、これまでのSustainalyticsに加え、より広範な評価機関にアクセス可能となりました。「MSCI」は米MSCI inc.によって算出され、世界中で幅広く利用されているESG評価機関の一つです。この機能の追加によって、特に日本企業にとって重要な評価基準が整備されたことは大きな意義を持つでしょう。これにより、多くの企業が自社のサステナビリティ活動の進捗や改善点を把握しやすくなります。
さらに、評価機関から受け取ったスコアレポートに対するフィードバックを円滑に行える機能も新たに加わりました。これにより企業は、自身の取り組みを裏付けるデータを基に、評価機関のスコアに対して直接的な意見や補足情報を提出することができます。
ユーザーの声
2024年4月に提供が開始されたこの機能に対し、すでに多くの「SmartESG」導入企業から肯定的な反応が寄せられています。ある企業は、以前はExcelにデータを手入力していた手間が省け、その結果、分析に専念できる時間を確保できるようになったと述べています。また、レポートの視覚化機能により、社内報告がスムーズに行えるようになり、作業効率を大幅に向上させたとのことです。
今後の展望
シェルパは、「利益とサステナビリティが融合する世界を実現する」というビジョンのもと、今後も企業の声を反映させながら機能の拡充と改善を続けていく予定です。この取り組みにより、企業のESG経営の高度化に寄与することが期待されます。
SmartESGとは?
SmartESGは、企業が社内のESGデータを一元管理し、サステナビリティ活動の分析や改善を支援するためのクラウドサービスです。具体的には、評価機関のニーズに応じたESGデータを集約し、社内の各部署間での情報の標準化や管理効率の改善を支援します。集めたデータは「SmartESGマトリクス」によりマッピングされ、評価機関ごとのESG評価項目が明確化されます。
このように、SmartESGは企業のサステナブルな成長を支える強力なツールとして期待されています。企業におけるESG情報開示が進む中、シェルパ・アンド・カンパニーの取り組みはますます注目を集めていくことでしょう。