子育てを支える「MILK JAPAN」
2010年10月よりスタートした「MILK JAPAN」は、母親と牛乳を繋げる新たな社会的運動です。特に30代の母親を対象にし、彼女たちの子育てに寄り添う形で牛乳の飲用を促進しています。
この取り組みの背景には、過去5年間にわたって行われた「牛乳に相談だ。」キャンペーンがあります。このキャンペーンは中高生をターゲットにし、牛乳への親しみを深めることに成功したものの、実際の飲用促進にはなかなか結びつかなかったという実績があります。しかし、幼少期から牛乳を飲む習慣を育てることで、長期的な飲用促進を図る必要があると考えられました。そこで、「MILK JAPAN」は若い母親たちの生活課題を解決しつつ、牛乳の価値を再認識してもらうことを狙いとした活動を展開することになったのです。
「MILK JAPAN」の目的と活動
「MILK JAPAN」のスローガンは「牛乳が日本を元気にする。」です。この運動を通じて、牛乳を飲むことで子ども、そして母親や地域が元気に、さらには日本全体が活性化していくことを目指しています。乳業メーカーや食品企業、そして流通業界とも協力し、活動を広げていくことが最終的なゴールとなっています。
この取り組みは、牛乳を通じて親子のコミュニケーションを深めるだけでなく、家庭での子育ての悩みを解決する場ともなります。
活動内容
「MILK JAPAN」は、以下のような多様な活動を展開しています:
- - オープンファーム: 牧場での酪農体験
- - 絵本制作: 牛乳の楽しさや価値を伝えるコンセプト絵本
- - テレビ番組: 子ども向けのミルクテーマの番組
- - Web・モバイルコンテンツ: 牛乳関連の遊べるアプリや情報提供
オープンファームと新しい体験の場
特に注目されているのは、オープンファームです。これは全国の牧場で実施される体験型のイベントであり、親子での参加が可能です。例えば、乳牛の搾乳やお世話を体験することで、牛乳がどのように生まれ、家庭に届くのかを学ぶことができます。また、料理教室やミルクを使ったクッキングイベントなども行われ、家庭での牛乳の取り入れ方を提案しています。
牛乳の大切さを伝えるコンテンツ
「MILK JAPAN」の絵本は、牛乳の歴史や栄養素をわかりやすく楽しいイラストで表現したものです。この絵本を通じて子どもたちが自然に牛乳に親しむことができるようになります。
おわりに: 親子コミュニケーションを牛乳で
早稲田大学の田中教授も「牛乳を通じて親子のコミュニケーションを促進することが大切」と言います。家庭内での会話が減少している中、牛乳を使って一緒に料理を作ったり、素直な気持ちを話し合ったりすることで、親子の絆を深めるチャンスが生まれます。
「MILK JAPAN」は、これからも牛乳を通じて家庭や地域の活性化を目指して活動を続けていきます。牛乳を飲むことが、きっとあなたとあなたの家族を元気にする第一歩となるでしょう。さあ、今日から「MILK JAPAN」に参加して、牛乳で日本を元気にしましょう!