高校生の66.8%がゴルフをやりたくない理由とは?
大人になってから始めるスポーツの一つに「ゴルフ」があります。特に父親が週末にゴルフ場に出かけるのを見ることで、その影響を受ける子どもたちも多いでしょう。しかし、現在の現役高校生はこのスポーツに対してどのような意識を持っているのでしょうか。マーケティング情報サイト「ワカモノリサーチ」が行った調査によると、驚くべき結果が浮かび上がりました。
高校生の7割が「ゴルフをやりたくない」
調査に参加した全国の現役高校生に、「あなたはゴルフをやってみたいと思いますか?」と質問したところ、「やってみたいと思う」との回答はわずか33.2%でした。一方で、66.8%の学生が「やってみたいと思わない」と答えたのです。この結果は、若者の間でゴルフに対する関心が薄いことを示しています。
この「やりたくない」との意見の背後には、さまざまな理由があります。「面白そうに見えない」「つまらなそう」といった、スポーツ自体に対する印象が否定的であることが見受けられました。また、ゴルフのイメージが周囲で感じられないことも影響しているようです。多くの高校生が、野球やサッカーのようなダイナミックで活気に溢れるスポーツに興味を示す一方、ゴルフは静かで落ち着いた印象を持たれる傾向があります。
金銭面も大きなハードル
さらに、高校生たちの声として「道具が高そう」「お金かかりすぎ」といった意見も多く寄せられました。ゴルフは他のスポーツに比べて初期投資や維持費が高く、学生の立場からすれば、敷居が高いスポーツと感じてしまうようです。「金持ちの遊び」「社長がやるスポーツ」といったイメージも強く、経済的な側面が「やりたくない」という結論に影響していると考えられます。
ただし、興味がないわけではないという意見もあり、「お金があってもゴルフはしない」といった声が多く見受けられ、実際にはゴルフへの興味そのものが少ないことが根本のようです。
おじさんがやるイメージ
また、特に目立った意見として「ゴルフはオヤジ臭い」「年寄りのスポーツ」という声もあります。今の若者世代にとって、SNSでのコミュニケーションが主流であり、接待文化やビジネスでの利用が多いゴルフは「古臭い」とのイメージをもたらしているのでしょう。親の週末のゴルフ帰りの表情も好意的に見られていないようです。これらの要素から若者がゴルフに対して抱くネガティブな感情は明らかです。
やってみたい高校生の意見
一方で、33.2%の高校生は「ゴルフをやってみたい」と答えています。その理由としては、「楽しい」「面白そう」といったポジティブな印象が多くみられます。特に「親や兄弟がゴルフをしているから」「親が楽しそうにしているから」という発言が多く、身近な人の影響が強いことも伺えます。
また、驚くべきことに、ゲームを通じてゴルフに興味を持った高校生も多いようです。「Wiiスポーツで楽しかった」と述べる回答があり、ゲームで得た知識や楽しみ方が実践にも繋がることが強調されています。さらには「ホールインワンの気持ちよさを体験したい」という、スポーツとしての魅力を感じている学生もいるようです。
結論
このように、高校生の間でのゴルフに対する興味の差は明確です。大部分の学生がゴルフに対してあまり良い印象を持っていないのに対し、一部の学生は身近な人やゲームを通じて楽しみに感じていることがわかりました。今後もこの傾向が続くのか、あるいは変わっていくのか見守る必要があります。詳しい調査結果については「ワカモノリサーチ」のサイトからご覧いただけます。
調査結果の全文。
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