JTBが環境省の脱炭素化推進モデル事業に参画
株式会社JTBが、環境省が主催する「令和8年度 バリューチェーン全体での脱炭素化推進モデル事業」において、構成企業2社とともに採択されたことを発表しました。この取り組みは、サステナビリティを経営の中心に据え、持続可能な社会の実現を目指すJTBの戦略の一環です。
背景と目的
JTBグループは、気候変動に対する対策や自然資源の保護を重要視しており、その方針を「サステナビリティ方針」に明記しています。また、事業パートナーと協力し、「サステナブル取引方針」に基づき、広範なサプライチェーンを用いた持続可能な取引の推進も行っています。さらに、温室効果ガスの削減目標を国際的な気候変動イニシアチブであるSBTiから認定され、その達成に向けてさまざまな取り組みを進めています。
脱炭素化推進の必要性
ツーリズム産業は、宿泊、輸送、現地プログラムなど、多くの事業パートナーで構成されている広範なサプライチェーンを持っています。そのため、脱炭素化の推進には、これらのパートナーとの連携が不可欠です。JTBは、今回のモデル事業を通じて、サプライチェーン全体の脱炭素化を進めるための具体的なスキームを構築しようとしています。
具体的な取り組み
本モデル事業では、サプライチェーンにおける排出量の算定や可視化スキームの確立が大きな目的の一つです。
- - 排出量の算定と可視化: JTBグループは、パートナー企業と連携し、排出量の明確な算定方法を確立し、実際のデータに基づいた検証を行います。
- - 収益向上と排出削減の両立: 脱炭素化の取り組みは、環境への配慮だけでなく、経済的な収益向上にも寄与することを目指します。
- - サプライヤーエンゲージメントの強化: パートナー企業とも密に連携し、脱炭素化に向けた強力なネットワークを構築します。
今後の展望
JTBグループは、このモデル事業から得られた知見を基に、業界全体が共通する基盤を構築し、脱炭素化の取り組みを推進します。具体的には、業界内のデータ連携を促進し、新たに事業に参加する企業への支援を強化することで、業界全体の脱炭素化を加速させる方針です。業界共通のScope3算定ルールやエンゲージメントガイドラインの策定も視野に入れた取り組みが進められています。
JTBは、顧客、事業パートナー、地域社会と連携し、未来の持続可能な社会と豊かな地球を次世代に引き継ぐための挑戦を続けていきます。この取り組みを通じて、平和で豊かな社会の実現へ向けた新たな一歩を踏み出すことでしょう。