長崎の新VR体験
2018-08-24 12:52:28

新時代の体感型VR体験が長崎で一般展示される

新時代の体感型VR体験が長崎で一般展示される



長崎県佐世保市に位置する株式会社ビーライズハウステンボスで、最先端の体感型VRコンテンツが一般公開され、多くの注目を集めています。この展示では、革新的なVR技術を駆使したコンテンツが多数展示されており、訪れる人々に新たな体験を提供しています。特に注目されるのが、広島市立大学が発信するベンチャー企業、株式会社Lumbusが製造・販売するVRライドマシン「Lumbus」です。これまでにない体感を実現するため、従来の複雑な構造を改良し、バランスボールと2本の軸からなる簡易な構造を採用しています。

体感型VRライドマシン「Lumbus」



「Lumbus」は、揺動角度20度というリアルな揺れを実現し、VR空間においてもスリリングな体験を可能にします。専用コンテンツである「高所コースター」を体験すれば、まるで本当に高い場所にいるかのようなドキドキ感を味わうことができます。開発中のモーションプラットフォームは特許出願中とあり、その将来性が期待されています。

VR歩行装置での探検体験



もう一つの目玉がVR歩行装置です。このシステムでは、ユーザーが全方位に自由に歩くことができ、横歩きや後ろ歩きも可能です。従来のVR体験で見られた酔いの原因を解消するため、重心変化や大腿部の動きを計測して、より自然な歩行感覚を実現します。簡易的なデザインにより、安全に虚構の世界を歩くことができるのも大きなポイントです。

SPIDARを用いた新しい力覚体験



さらに進化した体験を求める人には、VR歩行装置と力覚提示装置を組み合わせたSPIDARを利用したシステムもあります。この仕組みでは、ユーザーがVR空間内で物体に触れた際の手触りや形状をリアルに体感できるようになっています。これは東京理科大学や東京海洋大学などとの共同研究により実現したもので、より深いVR体験を提供します。

StarVR Oneによる視覚体験



そのほか、業界内で最も広い視野角210度を誇る「StarVR One」も展示されています。このデバイスは、前例のない没入感を演出するための最新技術が採用されています。最適化されたディスプレイとアイトラッキング技術により、今までにないVR体験が実現されています。商業的な利用を視野に入れた設計は、様々な場面での活用が見込まれます。

展示を支える企業たち



今回の展示は、ビーライズやLumbusに加え、知・技の伝承と複合現実型実応用共同研究委員会など、様々な企業や研究機関の協力によって成り立っています。これらの企業は、最新のVR技術を駆使して、教育分野や産業界での応用も視野に入れた研究を行っています。

長崎県佐世保市でのこの展示は、まさにVR技術の進化を身近に感じられる機会です。新しい体験を求めるすべての人にとって、訪れる価値のあるイベントと言えるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社ビーライズ
住所
広島県広島市南区松原町2-62広島JPビルディング8F
電話番号
082-264-2600

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