育休コミュニティMIRAISが新たな理念で復職者を受け入れ
育休コミュニティ「MIRAIS(ミライズ)」は、これまで1,534人の参加者を迎え、産育休者に向けた情報共有と交流の場を提供してきました。この度、2024年10月よりコミュニティの対象を復職後の親にも拡大し、新たな理念を策定しました。これにより、育休から復職後まで一貫して働く親が自分らしい生き方を模索できる環境作りを強化していきます。
育休と復職後の親へのサポート
近年の日本では、育休の取得率は上昇傾向にありますが、復職後のキャリアを維持することには依然として課題があります。XTalent株式会社が2024年に行った調査によると、育休後に経験することが多いのは「ポジティブな変化」よりも「ネガティブな変化」。また、育休後のキャリア形成に関する情報不足も不安要因として指摘されています。
MIRAISは、こうした課題を抱える親たちがオンラインで安心して情報を交換しサポートし合える場を提供します。地域や職種を越えて多様なメンバーが集まることで、共通の悩みや思いを持つ仲間との出会いが促進され、様々な課題に対する答えを一緒に考えることが可能です。
MIRAISの特徴と実績
コミュニティ設立以来、延べ1,534人が参加しています。その特徴として、まずメンバー一人一人がMIRAISでの期間中に掲げる「テーマ」があり、それに基づいて月ごとに振り返りを行います。また、メンバーによる定期的なオンラインイベントや交流会が開催されており、ネットワーキングも促進されるため、コミュニティ卒業後も続く関係が構築されます。
新理念の概要
新たに掲げられたMIRAISの理念は次の通りです:
- - Mission: 私を生きる〜仲間とともに〜
- - Vision: 笑顔の社会をつくる
- - Value:
- M: Myself 自分自身
- I: Identity アイデンティティ
- R: Reflection 内省
- A: Acceptance 受容
- I: Inspiration インスピレーション
- S: Sanctuary 安心の居場所
これらの理念に基づき、育休・復職後の親が増えることで、より公平な社会の形成に寄与できると考えています。国際女性デーに合わせ、このリリースを行ったのも、その一環です。
今後もMIRAISは、多くの親たちが仲間と共に自分らしい充実した人生を築く環境を提供し続け、さらなるコミュニティの発展を目指します。
育休コミュニティMIRAISの基本情報
- - 代表者: 栗林真由美
- - 発足: 2018年8月
- - 公式サイト: MIRAIS
2018年8月、栗林真由美氏が「育休を有意義に過ごしたい」という思いからこのコミュニティを設立しました。オンラインを中心に、イベントや企業とのコラボレーションを通じて、有意義な育休を過ごす場を提供しています。2024年からは復職後のメンバーも迎え入れ、活動の幅が広がります。現在、第14期メンバーを募集中です。参加についての詳細は公式サイトをご覧ください。
育休コミュニティMIRAISが、多くの親たちにとって新たな希望となることを期待しています。