コンタクトレンズの常識を変える！「O2 オプティクス」が最長1ヶ月連続装用を可能に

コンタクトレンズの常識を覆す！「O2 オプティクス」が最長1ヶ月連続装用を実現

チバビジョン株式会社が販売するソフトコンタクトレンズ「O2 オプティクス」が、大きな進化を遂げました。これまで終日装用（朝装着し、夜はずす）のみだった同製品ですが、この度、最長1ヶ月間の連続装用が追加承認されたのです。これは定期交換ソフトコンタクトレンズとしては日本初の快挙です。

1ヶ月連続装用、その革新性と安全性

この承認取得により、「O2 オプティクス」は、ユーザーのライフスタイルに合わせて、終日装用と最長1ヶ月連続装用のいずれかの装用方法を選択できるようになりました。しかし、連続装用は個人の体質や生活環境によって適否が異なるため、必ずしも全ての人が利用できるわけではありません。連続装用を希望する場合は、事前に眼科医に相談し、所定の検査を受けて、医師から許可を得る必要があります。

チバビジョン社は、単に1ヶ月連続装用を推奨するのではなく、「フレキシブルウェア」という新たな装用スタイルを提案しています。これは、終日装用を基本としつつ、眼科医の判断に基づき、必要に応じて連続装用期間を調整するという柔軟な方法です。多様なワークスタイルやライフスタイルに合わせた、画期的な装用方法と言えるでしょう。

開発の背景：QOLとQOVの向上

「O2 オプティクス」の開発は、従来のコンタクトレンズが抱えるリスクや不便さを解消し、ユーザーのQOL（クオリティオブライフ）とQOV（クオリティオブビジョン）を向上させることを目指して行われました。装用したまま睡眠できるソフトコンタクトレンズは、業界の長年の夢であり、特にコンタクトレンズの着脱が困難な人々にとって、まさに待望の製品と言えるでしょう。

世界的な実績と日本の市場

「O2 オプティクス」は、1998年にメキシコで発売されて以来、世界70カ国以上で販売され、その高い安全性と快適性が世界中で認められています。米国やヨーロッパでは、角膜創傷治癒のためのバンデージレンズとしても認可されており、視力補正以外の用途でも利用されています。日本市場においては2004年10月から終日装用レンズとして販売されてきましたが、今回の連続装用承認によって、その可能性はさらに広がります。

シリコーンハイドロゲルのパイオニア

「O2 オプティクス」は、日本で初めて発売されたシリコーンハイドロゲル素材のソフトコンタクトレンズです。シリコーンハイドロゲル素材は、高い酸素透過率と快適な装用感を両立する次世代素材として注目されており、「O2 オプティクス」はその先駆けとなりました。従来のソフトコンタクトレンズの課題であった酸素透過率の問題を解決し、6倍もの酸素透過率を実現しています。さらに、独自の「プラズマコーティング表面加工」により、汚れや沈着物を防止し、安全な長期間装用を可能にしています。