EC積立決済SaaS『Respo』に出資したグローバル・ブレインの意図とは

EC積立決済SaaS『Respo』の出資について

株式会社リスポが提供する積立決済SaaS『Respo（リスポ）』に対して、グローバル・ブレイン株式会社が出資を行ったことが発表されました。出資は、新韓ベンチャー投資との共同運営による「新韓－GBフューチャーフロー投資事業有限責任組合（SHGB）」を通じて実施され、ビジネスの展開が期待されています。

『Respo』の概略

『Respo』は、企業のECサイトに積立決済機能を組み込むことができるサービスです。消費者は事前に資金を積み立てることにより、計画的に商品の購入を行うことが可能になります。この新しいモデル「Save Now, Buy Later（SNBL）」は、負債を伴わないため、消費者にとっても魅力的な選択肢となります。

最近、EC市場が競争激化したため、企業は新規顧客の獲得にコストがかかる状況にあります。『Respo』の導入によって、顧客ロイヤリティを高め、顧客生涯価値（LTV）を最大化できる可能性が広がります。特に、高価格商品を扱う家電や家具などのEC事業者では、さまざまな利点が期待されています。

グローバル・ブレインの出資背景

グローバル・ブレインが『Respo』に出資した理由は、主に二つです。まず一つ目は、グローバルに広がりつつある積立決済の「SNBL」の潜在力です。次に、リスポの事業推進力や構想への評価が挙げられます。特に、日本特有の「推し活」文化と合致する計画的な消費スタイルとの親和性に期待を寄せています。このような背景から、両社は『Respo』を通じた事業成長に向けて協力することになりました。

今後の展望

『Respo』は、家電や家具以外のさまざまな業界への進出を掲げています。現在のところ、このサービスがどれほどの影響を持つかは未知数ですが、消費者に対する新しいアプローチが可能になることで、確実に売上の向上に貢献することが期待されています。EC事業者にとっての強力な武器として、今後の展開がとても楽しみです。