株式会社CROSS SYNCが医療界に新たな風を
横浜市を拠点とする株式会社CROSS SYNCは、1月16日に開催された「第8回日本医療研究開発大賞」で「スタートアップ奨励賞」を受賞するという大きな功績を成し遂げました。
日本医療研究開発大賞とは
この賞は、医療分野における研究開発の進展に寄与した事例を称えることで、国民の関心を深め、研究者に対するインセンティブを高めることを目的としています。日本国内外の医療の発展に貢献する取り組みが評価され、2017年度から実施されています。
CROSS SYNCの受賞ポイント
同社が受賞に至った背景には、彼らの展開する生体看視アプリ「iBSEN DX」が大きく寄与しています。このアプリを用いた遠隔ICUの普及は、専門医の不足や医療の質のばらつきを解消するための重要な試みとして評価されました。さらに、地域医療資源の最適化と、集中治療室並みの医療を届ける「ICU Anywhere」の実現を目指している点が注目されています。
実際に、2025年8月時点では、国内で遠隔ICUを導入している支援施設のうち、2施設で「iBSEN DX」が使用されています。今後、同社は遠隔ICUに加え、一般病床や在宅医療のデジタル化も視野に入れた医療体制の最適化を目指しているとのことです。
「医療の今を変える」への取り組み
CROSS SYNCの代表取締役である田中正視氏は、受賞について「iBSEN DXを通じた遠隔ICUの普及とAI開発による医療現場の負担軽減と持続可能な医療の実現へのチャレンジが評価された」と語り、今後も社会に価値を届けることができるように努力を続けることを誓っています。
遠隔ICUの可能性
遠隔ICUは、ICT技術を駆使して遠く離れた施設と患者を結びつけ、リアルタイムで情報を共有することで、集中治療専門医が現場チームをサポートする新しい形の医療提供システムです。
日本では、このシステムを通じて、地域の医療格差を解消し、集中治療専門医が不足している問題に対処することが期待されています。患者の予後を改善するための手段として、遠隔ICUの統合的な運用が今急務です。
iBSEN DXの特徴
「iBSEN DX」は、重症患者の状態を把握するために必要な情報を集中管理し、離れた場所からでもモニタリングが可能となるアプリケーションです。医療機器としても認証を受けており、その信頼性も高いと言えます。
CROSS SYNCのビジョン
CROSS SYNCは、横浜市立大学病院から認定を受けたベンチャー企業であり、「医療の今を変える。」という目的を掲げています。彼らは、「ICU Anywhere」を実現するために、テクノロジーとビッグデータを駆使し、医療の新たな可能性を探求し続けることで、現場の負担を軽減し、より良い医療提供体制を目指しています。
会社情報
- - 株式会社CROSS SYNC
- - 本社所在地: 神奈川県横浜市金沢区福浦3-9 臨床研究棟 A507室
- - 代表取締役: 田中正視
- - 問い合わせ先: 公式サイト
この受賞が示す通り、CROSS SYNCの取り組みは日本の医療の未来を変える力を持っており、今後も目が離せない存在です。