大丸別荘、1年間の衛生管理改善と取り組みの進捗を公開

大丸別荘の衛生管理に関する進捗報告

株式会社大丸別荘は、2023年3月30日をもって是正計画を策定してから約1年が経過したことを受け、これまでの実績について報告しました。この一年の取り組みは、保健所による2回の立入検査を受けて実施されたもので、特に大浴場の衛生管理体制や組織の改善を目指してきました。

大浴場の衛生管理体制の強化

大丸別荘では、安心してご利用いただける大浴場の環境を整えるために、公衆浴場法の基準を大幅に上回る衛生管理対策をしっかりと講じています。具体的には、換水清掃の頻度を法定の週1回から、毎日行うことにし、夜間の23時から翌朝の6時まで大浴場を閉鎖して専門業者による徹底した掃除を実施しています。

水質検査に関しても、法定の年2回に対し、当施設では年24回、つまり月に2回の頻度で実施しています。これにより、レジオネラ菌を含む様々な水質チェックが行われ、全ての検査で合格の評価を得ています。また、残留塩素濃度は毎日5回測定し、法定濃度を厳守するよう管理体制を整えています。これらの実績は、お客様が閲覧できるように大浴場内で掲示し、公式ウェブサイトでも随時公開しています。

経営陣と全社員の衛生管理教育

衛生管理の重要性を深く認識するため、大丸別荘では経営陣を含む全社員に対してNPO法人入浴施設衛生管理推進協議会を招いて専門的な研修を実施しました。この研修は温泉に関する基本的な知識や、レジオネラ症についての情報、清掃方法や衛生管理に関する講義を含むもので、実地指導も行われました。この取り組みは、社員が日々の業務において改善点を見つけ、実践できる基盤を構築しています。

再発防止に向けた組織改善

企業の透明性と公正性を向上させるために、全社員がコンプライアンス研修を受け、内部告発制度を整えています。具体的には、通報窓口を外部の弁護士に設けるなど、社員が安心して情報を提供できる環境を整えました。

また、「企業の不祥事に関する第三者委員会ガイドライン」を遵守し、調査委員会を設置。この調査結果に基づき、組織の改善に努めています。これらの施策は、引き続き会社の重要課題と位置付け、全社員が一丸となり取り組んでいく所存です。