武蔵野美術大学通信教育課程の2025年度イメージポスター
武蔵野美術大学(東京都小平市)が、2025年度の通信教育課程に向けたイメージポスターおよびそのコンセプトを発表しました。このイメージポスターは、アートディレクターを務める大原大次郎氏によるもので、彼は本学造形学部基礎デザイン学科の卒業生です。
大原大次郎氏について
大原氏は、タイポグラフィを中心にグラフィックデザインやイラストレーション、そして映像制作など幅広いジャンルで活躍しています。彼の作品は、展覧会やワークショップを通じて言葉や文字の新しい知覚を探求するものが多くを占めています。また、過去にはJAGDA新人賞や東京TDC賞を受賞しており、業界内での評価も高いです。さらに、2023年12月には初の単著『HAND BOOK:大原大次郎 Works & Process』(グラフィック社)を発売予定です。
2025年度イメージポスターのテーマとコンセプト
テーマ:広がるかたちと質感
今回のポスターは、「通信」という言葉の要素がそれぞれの意思を持ち、空間に浮遊するようなビジュアルを基盤にしています。このデザインは、2020年以降継続的に制作されており、毎年新たな表現を追求しています。今年のコンセプトでは、絵画のマチエールや金属質の立体物、フラットなベクター線など、異なる形式と質感を持つ要素が融合しています。これは、多彩な科目が集まる通信教育課程の特性を象徴したものです。
武蔵野美術大学通信教育課程の特徴
武蔵野美術大学の通信教育課程は、1951年に設立された武蔵野美術学校に遡る歴史を持ち、造形教育の分野において他校に先駆けて通信制を導入しました。これにより、幅広い層に造形教育を提供し、たくさんの卒業生を輩出してきました。この課程の特長は、型にはまらない柔軟性です。受講者は、多様な科目を横断的に学ぶことで、広い視野と多角的な造形力を育てることができます。
特定の技法に偏ることなく、より芸術性の高い作品を生み出す力を身につけることができます。また、通信教育ならではの専用システムを設定し、さらには通学課程と連携した「オールムサビ」体制を通じて、受講者の造形学習をサポートしています。
このように、武蔵野美術大学の通信教育課程は、受講者一人ひとりの創造性を最大限に引き出すことを目指しています。
連絡先
本件に関する更なる詳細は、以下の連絡先までお問い合せください。
- - 電話: 042-342-3405
- - メール: cc-nyugaku@musabi.ac.jp
- - ウェブサイト: 武蔵野美術大学通信教育課程