2025年5月に神戸賞授賞式が開催されます
日本の未来を元気にすることを理念に掲げる『神戸賞』の第2回授賞式が、2025年5月25日(日)に神戸ポートピアホテルにて行われることが決まりました。この賞は、日本がリードする新たな領域でのイノベーションを促すことを目指しています。
神戸賞とは
神戸賞は、生命科学と理工学の融合領域、つまりBME(Bio Medical Engineering)分野で、特に独創的な研究によって注目される研究者や成長が期待される若手研究者を称える学術賞です。中谷財団が設立40周年を迎えたことを契機に創設されたこの賞は、独自のアプローチから医療の未来に貢献する研究にスポットを当てています。
第2回神戸賞の受賞者
第2回神戸賞では、菅裕明氏が大賞を受賞。また、Y.I.賞には谷内江望氏、村川泰裕氏、神谷真子氏の3名が選ばれました。受賞者たちの研究内容は多岐にわたり、特殊ペプチドの創薬から、DNAイベントレコーディング技術、高精細なエンハンサーマップの構築、さらには革新的バイオイメージングプローブの開発など、医療界にとって非常に価値のあるテーマです。
これらの研究は、私たちの健康や医療の未来を根本から変える可能性を秘めており、その革新が期待されます。
授賞式の魅力
授賞式当日には、受賞者たちに贈るトロフィーが特別にデザインされています。このトロフィーは、研究者の独創性を「暗闇の中の光」として捉えたもので、メッキされた彫像の中に点灯機能を持っています。見た目の美しさに加え、実際に光を放つユニークな設計が施されており、受賞者の功績を象徴するものです。
さらに、神戸賞のアンバサダーを務める山之内すず氏が登壇し、昨年の大賞受賞者である浦野泰照氏から受賞者へとトロフィーが手渡される様子も見どころの一つです。
山之内さんの想い
山之内氏は、神戸出身の活動的な人物であり、神戸賞の設立背景と重なる部分が多いことから、アンバサダーに就任しました。彼女は、研究者たちに対する応援や、神戸賞の認知活動を進めることを約束しております。そのコメントにおいても、今年の授賞式での再会を心待ちにし、BME分野の重要性を伝える役割を果たす決意を語っています。
第1回大賞受賞者の紹介
また、第1回神戸賞大賞を受賞した浦野泰照氏は、東京大学で新しい医療技術やイメージング手法の開発に取り組んでいる研究者です。彼は、オリジナル蛍光プローブの精密開発により、大賞を勝ち取った実績があります。彼の活動が、多くの研究者たちにも影響を与えることでしょう。
中谷財団について
創設から40年を迎える公益財団法人中谷財団は、科学技術の発展を支えるさまざまな取り組みを行っており、大学院生向け奨学金や科学教育振興助成など、幅広い層への支援を実施しています。高校生から研究者まで、トータルに人材を育成するユニークな財団です。今後も、BME分野の研究を通じて、日本および国際社会の発展に寄与することを目指しながら、新たなイノベーションを生み出していくことでしょう。
さいごに
第2回神戸賞授賞式が開催されるこの機会に、未来の医療技術革新を手掛ける研究者たちの業績が幅広く知られることを願っています。彼らの独創的な研究が私たちの生活を豊かにしていくことを期待し、これからの取り組みに注目していきたいと思います。