日本一の書店フェアを目指す「BFC」第2回エントリー受付開始

「OVOL 日本紙パルプ商事 presents Book Fair Championship」第2回エントリーがスタート

梅田蔦屋書店の店長、北田博充氏が実行委員長を務めるこのプロジェクトは、全国の書店員が自らの創造力を駆使し、「日本一面白い書店フェア」を競い合う前代未聞の取り組みです。2025年10月1日（水）より第2回のエントリー受付が開始されることが発表されました。
この企画は、出版業界全体の活性化を目的としており、さまざまな書店員、出版社、作家、企業が一体となり、書店と読者を繋げる新たな可能性を探ります。

昨年の成功を受けて

2024年に開催された第1回BFCでは、六本木蔦屋書店での記者発表会に始まり、全国各地の書店から154のフェアがエントリーされました。この大反響により、書店員たちの独自の企画力がどう新たな書籍との出会いを生み出したのかが話題となりました。

第2回のチャンピオンシップでは、防衛戦となる前回のチャンピオン、久保田理恵さんが再びタイトルをかけて挑みます。さらに、エントリー者が実施した最も魅力的なフェアから選ばれたベスト10を含む、合計11のフェアが最終的なチャンピオンを決定します。

新たな参加方法「BFCオリジナルZINE」

今年からの新しい試みとして、BFCオリジナルZINEが制作・販売され、購入者が一次投票に参加できる仕組みが導入されます。これにより、より多くの人々がプロジェクトに参加し、書店と読者の双方向のコミュニケーションを促進します。このZINEにはエントリーされた全フェアが収録され、審査員からのコメントも含まれます。

エントリー要項と評価基準

エントリーにあたっては、日本国内の書店に勤務する書店員であることが条件とされ、過去1年に企画・実施したフェアが対象となります。また、評価基準には独自性、提案性、芸術性が設けられ、特に新たな発想や、顧客に新しい行動を促すことが求められます。
チャンピオンには賞金10万円が授与され、独自の公式ベルトも贈呈されます。

審査員には著名な作家も

また、今年の審査員には直木賞作家の角田光代氏も参加し、各エントリーに対する評価を行います。そのコメントからは、書店フェアがもたらす新たな出会いの重要性が伝わってきます。

BFCを通じた業界の活性化

BFCは、書店員が自らの企画力を最大限に発揮し、読者と本の新しい出会いを創出することを目指しています。書店の枠を越えたこのプロジェクトは、参加者全員の協力によって成り立っており、その結果は書店業界全体の活性化へとつながります。

この機会にぜひ、書店員や読者としての視点でBFCに参加してみてはいかがでしょうか。
エントリーページやBFCオリジナルZINEの詳細については、公式サイトでぜひ確認してください。