サラヤ株式会社の画期的な研究成果
サラヤ株式会社が製造するラクトフェリン配合のスキンケア製品に関する最新の研究成果が、学術誌に掲載され、さらには「日本ラクトフェリン学会 第12回学術集会」においても受賞を果たしました。この研究は、肌の健康を支える皮膚の菌叢(マイクロバイオーム)に与える影響を探求したもので、特に注目すべきはその科学的根拠に基づく成果です。
研究の背景
近年、肌の健康を保つためには、表皮に存在する微生物のバランス、つまり皮膚菌叢が重要であることが認知されています。皮膚菌叢は、肌のバリア機能や健康状態と密接に関連しており、その維持は健やかな肌環境を保つ上で重要です。一方で、ラクトフェリンという多機能性タンパク質が、肌に対して様々な良い影響を与えることがわかってきていますが、その効果をスキンケア製品に応用する研究は今までのところ十分には行われていませんでした。そこでサラヤは、ラクトフェリンの効果を詳細に分析し、肌と菌叢に与える影響を検証するための研究に取り組みました。
研究概要と方法
研究は、30代から40代の健康な女性44名を対象に実施されました。参加者は、以下の3つのグループに分かれました。
1. ラクトフェリン配合の化粧水とジェルを2か月間使用するグループ(Lf連用群)
2. ラクトフェリン配合製品を1か月間使った後、自分の化粧品に戻したグループ(連用中止群)
3. ラクトフェリンを含まない製品を2か月間使用するグループ(プラセボ連用群)
この試験では、スキンケアの実施を朝晩2回行い、肌の状態を評価するためのアンケートや、皮膚の水分量、皮脂量、肌のpH、皮膚菌叢のサンプルを収集し、解析を行いました。
主な研究結果
肌の明るさの向上
ラクトフェリンを含む製品を継続使用したグループでは、肌の明るさに対する自己評価が有意に向上しました。これは、使用から1か月を経て確認された成果です。
皮脂量の低下
継続的なラクトフェリン製品使用により、皮脂量が低下することも確認されました。これは、使用を中止した際に元に戻ることが分かっており、日常的なケアの継続が肌環境の維持において重要であることを示しています。
皮膚菌叢の多様性
研究では、皮膚菌叢の多様性も分析され、ラクトフェリンを使用した群で多様性が高まる傾向が見られました。これは皮脂量との相関も示しており、ラクトフェリンが皮膚の環境を整える要素となることが示唆されています。
受賞理由と今後の展望
2026年に開催された日本ラクトフェリン学会において、研究内容が認められ「冨田賞」を受賞しました。これは、基礎研究から応用研究への橋渡しをする成果が評価されたものです。
サラヤは今後も、スキンケアにおけるラクトフェリンの可能性を探り、科学的根拠に基づく製品開発を進めていく方針です。この研究成果をもとに、より多くの人々に美しい肌を提供できることを目指します。
論文の詳細
論文名: Effects of Daily Continued Use of Skincare Products Containing Lactoferrin on the Conditions and Microbiome of the Skin
掲載雑誌: Applied Cosmetic Science and Technology
発行日: 2026年10月20日
著者: サラヤ株式会社の研究者たち
この研究は、エビデンスに基づいた安心・安全な製品作りの源泉となり、お客様の肌の健康に寄与することでしょう。
結論
サラヤの研究は、スキンケア製品におけるラクトフェリンの有用性を実証したものであり、今後のスキンケア業界における革新の一端を担うことでしょう。