コクヨの新ショールームがシンガポールに誕生
2025年11月28日、コクヨ株式会社がシンガポールに新たなショールーム兼オフィスを開業します。この拠点は、これまで分散していたコクヨとLamexのショールームを統合したもので、ASEAN市場におけるビジネスの中心ともなり、さまざまな働き方の提案を行います。
新しいビジョンと拠点の背景
コクヨは、2021年2月に「第4次中期経営計画」の発表を行い、文具や家具にとどまらない新たな価値の創造を目指しています。特に、「WORK & LIFE STYLE Company」としての自らの役割を再定義し、ASEAN地域でのシェア拡大を図る方針です。シンガポールを選んだのは、ビジネスの中心地であり、高成長が見込まれるASEANへの基点とするためです。
新ショールームの所在地は、Ann Siang Hillという地区で、文化的な遺産と現代的な活気が共存しています。過去のショップハウス群が残るこのエリアは、ビジネスの発展をサポートする理想的な環境を提供します。
ショールームの魅力
新しいショールームは、447㎡の広さを持ち、地上3階建て。来場者に特別な体験を提供するために、エクスペリエンスラボというコンセプトが採用されています。単なる展示スペースとしてだけでなく、未来の働き方や暮らし方を実際に体験できる場所として設計されています。
各エリアは以下のように分かれています:
- - ステーショナリーショップ: 一般のお客様にも開放されたこのエリアは、コクヨのLIFEの側面を伝えるゲートウェイとして機能します。現地の人々や観光客がコクヨを身近に感じられる場です。
- - プレゼンテーションエリア: 来場者をおもてなしするラウンジがあり、快適なソファとアームチェアを体験できる他、ワークショップも開催可能です。
- - オフィスカフェ: 日常的に立ち寄れるカフェとして、地元のデザイナーたちにもオープンで、コミュニティの交流の場としています。
- - ライブオフィス: 新しいワークスタイルを実践するスペースで、実際の環境を訪問者が見学できます。
これらの工夫により、効率的で快適な働き方の提案を行い、シンガポールだけでなくASEAN全体の働き方移転革新を目指します。
今後の展望
新ショールームの開業により、コクヨはASEAN市場での存在感を一層高めることが期待されています。統合によって生まれた新たな提案力で、顧客との関係構築を強化し、地域のビジネス環境をリードしていくでしょう。これからの展開に注目です。