椎葉村の純米酒
2025-08-04 10:54:24

日本三大秘境・椎葉村の棚田米を使用した純米酒「仙人の棚田」発売

椎葉村は宮崎県の北部に位置し、「日本三大秘境」として知られる秘境の地です。人口は約2,400人と小さな村ですが、長年にわたり受け継がれてきた棚田文化が存在します。しかし、近年は高齢化や担い手不足により、棚田の維持が困難になっています。そんな中で、地元の株式会社菓te-riが新たな取り組みを始めました。

2025年8月1日、椎葉村の棚田で育てた米を使った純米酒「仙人の棚田」が発売されます。この商品は、棚田で育まれた米に価値を見出し、新たな販路を開くことを目指したプロジェクトです。椎葉村の地元の農家7軒と連携し、棚田文化の継承と地域の農業振興を実現しています。

「仙人の棚田」の開発に使用された原料は、棚田で育った「ひのひかり」約900kg。この米が、延岡市の千徳酒造の協力を得て、1,600本のみの限定純米酒として完成しました。酒の完成においては、椎葉村の自然が生み出す昼夜の寒暖差や清らかな水、伝統的な石積みの棚田が寄与しています。

この純米酒には、“穏やかな香りとすっきりとした味わい”が特徴です。料理の食材と相性がよく、日常の食卓をちょっと豊かにする存在を目指しています。地域の風土そのものが詰まった「仙人の棚田」は、ただの酒ではなく、その土地の記憶や物語を感じさせてくれる一杯となることでしょう。

このお酒は、販売開始予定日以降、椎葉村内のいくつかの店舗で手に入れることができます。具体的には、椎葉信雄酒店、中園本店、平家本陣、延岡市の千徳酒造はなかぐら館、宮崎市のラディッシュ中央通本店やラディッシュ大橋店での販売が予定されています。さらに、ふるさと納税やオンライン販売、観光商品としての展開も視野に入れており、今後の広がりが期待されます。

地元メディアでも注目されており、MRT宮崎放送の「Check!」や宮崎日日新聞、夕刊デイリーに取り上げられる予定です。この取り組みを通じて、棚田文化を守り、さらに発展させていく意義を多くの人に知ってほしいと、菓te-riの代表は語ります。

「棚田は、単なる米づくりの場ではありません。そこには、家族の記憶、集落の暮らし、風景があるのです。この酒を通じて、そんな“土地の物語”を感じていただけたら嬉しいです」と代表の椎葉昌史氏はコメントしています。

商品の概要は、純米酒「仙人の棚田」(720ml)、原料米は椎葉村産ひのひかり(棚田米100%)、精米歩合は70%で、アルコール分は15度となります。価格は2,700円(税込)で、地域の魅力と伝統を未来に繋げるこの挑戦に、多くの人々が参加してくれることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社菓te-ri
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