農林中金キャピタル株式会社(以下、「当社」)は、2025年9月8日に、農林中金キャピタル戦略協創1号投資事業有限責任組合(以下、「本ファンド」)を通じて、インドに本社を置くSeeds Fincap Private Limitedに出資したことを発表しました。Seeds Fincapは、マイクロSME(小規模中小企業)向けのレンディングを行う企業です。この出資は、農林中央金庫が推進するイノベーション投資の一環として位置付けられています。
Seeds Fincapは、インドの8つの州に135の支店を展開し、主に個人事業主や小規模な企業に対して融資を提供しています。特に、従来の金融機関からの融資を受けるのが困難な企業や個人に対して、デジタル技術を駆使した迅速かつ効率的な融資審査や回収プロセスを通じて、金融サービスを提供しています。この取り組みは、インド国内における金融包摂を促進する重要な役割を果たしています。
本ファンドは、JA・JF・JForestグループのネットワークを活用し、サステナブルな社会への貢献を目指しています。農林中金キャピタルは、AgVenture Labを通じて、農林水産業や生活に関する課題解決に取り組む国内外の優れたスタートアップ企業への出資を行い、グループとの協力関係を深めています。
今回の出資によって、Seeds Fincapのさらなる事業成長が期待されており、持続的な金融包摂の実現に向けて積極的に支援していく意向です。インドの金融市場における理解を深め、Seeds Fincapとの将来的な協業の可能性を模索し続けるとしています。
出資先の詳細
- - 会社名: Seeds Fincap Private Limited
- - 所在地: グルガオン(インド)
- - 設立年: 2019年
- - 公式サイト: Seeds Fincap
出資の背景には、農林中金キャピタルとして地域経済の活性化やサステナブルな農業の推進があることが窺えます。これからも、農林水産業における革新を支援し、新たなビジネスモデルを創出していくことが重要です。
この出資を通じて、農林中金キャピタルは今後も拡大を目指すSeeds Fincapの事業への理解を深めることで、持続可能な社会の実現に寄与していくことを目指しています。農林中金キャピタルのイノベーション投資は、今後の成長と変革の鍵となりそうです。