2024年度JIA優秀建築賞を受賞した虎ノ門ヒルズステーションタワーの魅力とは

2024年度JIA優秀建築賞を受賞

日本国内における建築界の権威あるアワード、JIA優秀建築賞が今年度の受賞作品を発表しました。その中で特に注目を浴びているのが、東京都港区に位置する「虎ノ門ヒルズステーションタワー」です。

JIA優秀建築賞とは

この賞は、優れた建築作品を選定し、社会にその価値を広めることを目的としています。毎年選ばれる作品は、その設計や施工の質のみならず、社会的な貢献度や文化的意義も評価されます。2024年には、「JIA 日本建築大賞」と「JIA 優秀建築賞」が授与され、受賞作品は日本における建築文化の発展に寄与することが期待されます。

虎ノ門ヒルズステーションタワーの基本情報

- 名称: 虎ノ門ヒルズステーションタワー
- 所在地: 東京都港区虎ノ門2-6-1
- 建築主: 森ビル株式会社
- 設計: 森ビル一級建築士事務所・久米設計
- 施工者: 鹿島建設
- 延床面積: 約236,640㎡
- 階数: 地上49階、地下4階
- 構造: S/SRC/RC/CFT
- 竣工: 2023年7月

この建物は、その圧倒的なスケールと美しいデザインによって、多くの人々を魅了しています。

受賞理由

虎ノ門ヒルズステーションタワーは、2024年度JIA優秀建築賞に選出された理由として、以下のポイントが挙げられます。

- デザイン性: 外観は現代的でありながら、日本の伝統を感じさせるデザインが特徴です。
- 機能性: 都心における交通利便性を考慮した設計が施されており、多くの人々が集まる拠点となることが期待されます。
- 持続可能性: 環境への配慮がなされた設計であり、持続可能な社会に向けた取り組みを推進しています。

さらに、この建物は以下の賞も取得しています:

- AACA特別賞
- グッドデザイン賞
- CFT構造賞
- 令和6年度優良消防用設備等消防庁長官表彰

これらの受賞は、その建築が単なる美しさだけでなく、社会への役立ち度や技術的な優位性を持つことを証明しています。

その他の優秀建築賞受賞作品

2024年度のJIA優秀建築選には以下の作品も名を連ねています。

- 東京科学大学大岡山西5号館・西6号館
- 藤村スポーツセンター
- 福岡大名ガーデンシティ
- 東急歌舞伎町タワー
- 西都市庁舎
- 中津川ひと・まちテラス
- 千葉大学墨田サテライトキャンパス
- なでしこ芸術文化センター

これらの作品もまた、優れた建築技術とデザインの融合を示しています。日本の建築界が引き続き進化していることが実感できる素晴らしいラインナップです。

株式会社久米設計の紹介

「豊かさを拓く」を理念とし、地域や人々を大切にする設計事務所として、久米設計は1932年に創設されました。以来、多様なプロジェクトに取り組んできました。専門家約450名を擁し、国内外での多岐にわたるプロジェクトを手掛けており、技術とデザインの両立を追求しています。持続可能な社会の実現に向けた努力を続けています。

詳しい情報は久米設計の公式サイトやInstagramをご覧ください。