映画『木挽町のあだ討ち』と漢字検定コラボの魅力
公益財団法人 日本漢字能力検定協会が、2026年2月27日公開予定の映画『木挽町のあだ討ち』と連携し、特別な漢字問題プリント「木挽町のあだ討ち 漢字検定」を発表しました。このオリジナルの漢字問題は漢検の公式サイトを通じて無料で配布されており、誰でも挑戦できます。映画の舞台は江戸時代の芝居小屋。作品タイトルとなっている「木挽町」は歴史ある難読地名であり、映画にはさまざまな道具名や舞台用語が登場しています。
「木挽町」は東京都中央区に位置し、かつては歌舞伎座周辺に存在した実在の地名です。「木挽」という言葉は、木を切って材木を作る職人を指し、江戸城の修築作業に従事した人々が多く住んでいたこの地域にちなんで名付けられました。近年では「木挽町」や「木挽」といった言葉を知る人が減っており、言葉自体が時代とともに少しずつ消えつつあるのが現状です。
このコラボレーションの背後には、江戸時代の文化を理解してもらいたいという思いがあります。作中には当時の生活様式や文化が色濃く反映されています。たとえば、映画に登場する「行李(こうり)」という道具は、竹や柳で作られた収納箱を指し、現代では耳にすることが少ない言葉となっています。言葉や漢字は単なる名称ではなく、その時代の暮らしや価値観をも伝える文化の一部です。このような言葉を通じて、観客には日本の文化や歴史についてもっと知ってもらうきっかけを提供するのが目的です。
漢字検定の内容
「木挽町のあだ討ち 漢字検定」は、映画に登場する言葉を題材にした漢字問題を出題するオリジナルプリントです。表面には「木挽町」関連の問題や、映画のあらすじに登場する「イナカザムライ」、「エンジャ」といった語句の書き取りが含まれています。裏面では映画のシーンを元に、「龕灯(がんどう)」や「行李(こうり)」などの伝統的な道具に関する問題も出題されており、視覚的にも楽しめる内容となっています。
この問題は、映画を鑑賞する前に作品の世界に入るための入り口として、また鑑賞後には印象に残ったシーンを振り返る手助けとして活用できます。「木挽町のあだ討ち 漢字検定」は、漢検の公式ウェブサイトからダウンロードできる他、京都市にある漢字博物館でも配布されています。
映画『木挽町のあだ討ち』について
『木挽町のあだ討ち』は、江戸時代の情景を描いた作品で、ある雪の降る夜に起きる大事件が描かれています。原作は直木賞・山本周五郎賞W受賞の永井紗耶子によるもので、多くのミステリー賞を受賞した傑作です。映画では、田舎侍が真実を探る物語が描かれており、豪華なキャストが揃っています。監督は時代劇の名手、源孝志が務め、映像美や人情ドラマが鮮やかに表現されています。
特に注目すべきは、映画がただの時代劇に留まらず、知的好奇心を刺激する本格的なエンターテインメントである点です。物語は、観客に深い感動を与えることでしょう。上映は2026年2月27日から全国公開され、配給は東映が担当しています。
「木挽町のあだ討ち 漢字検定」を通じて、ぜひ日本の昔の文化に触れてみてはいかがでしょうか。映画と共に、この機会に言葉の意味や背景を学んで楽しむことで、一層作品を深く味わうことができるでしょう。