川崎市が量子技術で地域課題解決を目指す事業者を募集

川崎市、量子コンピューティングで地域課題解決事業を推進

川崎市は、2025年7月2日から新たに「量子実証川崎モデル創出事業」を実施し、量子コンピューティング技術を活用して地域課題や行政課題の解決を目指す事業者の募集を開始します。これは、高度な技術を用いて市内で実際に課題解決を実証することを目的とした取り組みであり、全国的にも先駆的なプロジェクトです。

量子イノベーションパークの実現を目指して

川崎市では、量子技術に関連した様々な研究開発や教育が進行中であり、「新川崎・創造のもり」を中心とした「量子イノベーションパーク」の実現を目指しています。その一環として、本市が提供する量子技術の実証フィールドを利用し、地域や行政の課題を解決する新たな事例を生み出すことが期待されています。

採択された事業者には、実施費用を補助するだけでなく、必要に応じて専門的な支援を受けることができる多面的なサポートがあります。川崎市と共に量子技術の社会実装を進めていくために、先進的でインパクトのある提案をお待ちしています。

事業説明会の開催

このプロジェクトに参加を考えている企業向けに、事業説明会が開催されます。

- 日時：2025年7月9日（水）15:00~16:00
- 形式：Zoomによるオンライン配信
- 申込方法：事前登録制で申し込みが必要です。申込フォームは川崎市の公式サイトでご確認ください。

都合の合わない方には、後日アーカイブ配信も行われる予定ですので、観覧希望者は逃さずチェックしましょう。

募集の詳細

このプロジェクトへの応募は、2025年7月2日から8月5日までの期間に行われ、実証実施は9月から2026年2月にかけて行われます。応募対象は以下のいずれかに該当する企業です。
1. 具体的な課題を解決しようとする量子技術を活用する企業
2. ビッグデータを保有し、量子技術活用を検討している企業

事業の類型は「課題解決型」と「自由提案型」に分かれ、いずれの類型でも量子技術を活かした実証を行う必要があります。