七工匠の新型シネマレンズ「Floral Bloom」シリーズが発売開始

七工匠の新たな表現手段「Floral Bloom」シリーズ

2025年12月19日、株式会社焦点工房は、七工匠（しちこうしょう）7Artisansの最新シネマレンズ「Floral Bloomシリーズ」を市場に投入します。この製品は、特に独特なボケを特徴としており、映像制作やポートレート撮影に新たな視覚的魅力を加えることが期待されています。

ボケで物語を語る

Floral Bloomシリーズは、開放T値2.9で、画面中央部はシャープに保ちながらも周辺部が放射状に流れるように描写するバーストボケを実現しています。この設計によって、映像の中に緊張感や独特のスピード感を生み出し、観る者を物語の世界に引き込む効果を持っています。特にフラッシュバックや超自然現象などの表現にも適しており、視覚的に強いインパクトを残すことができます。

特徴的なデザインと仕様

新しいレンズは、37mmと57mmの2つの焦点距離から選べ、どちらもPLマウントに対応しています。それぞれ、5群6枚の構成で、EDレンズや高屈折レンズも使用され、優れた画質を提供します。また、絞り羽根はそれぞれ9枚と10枚の設計で、精緻なボケを演出します。特に前者は、最短撮影距離が0.35mで、後者は0.5mと、被写体に近づいての撮影にも対応しています。、

使用する楽しさを広げる設計

Floral Bloomシリーズのレンズは、マニュアルフォーカスと軽量・コンパクトなデザインにより、持ち運びやすいだけではなく、さまざまな撮影シーンでの操作性も考慮されています。さらに、マウントアダプターを追加することでE／Z／RF／Lマウントのミラーレス機でも使用できるため、幅広いユーザーにとって非常に便利なツールです。

クリエイティビティの拡張

このレンズは、日常的な風景から緊迫した印象的なシーンまで幅広くカバーしており、編集の手間をかけることなく、現場で直感的に表現を確認できるのも魅力です。実際の撮影で効果が即座に確認できるため制作者の創造的な意図がそのまま映像に反映されます。

まとめ

「Floral Bloom」シリーズは七工匠の新しい挑戦であり、単なるレンズを超えた、撮影者の感性と技術を引き出すツールです。これを使うことで、新たな映像表現の可能性が広がり、クリエイターたちは独自のスタイルをより自由に追求できるでしょう。この新しいレンズの登場によって、映像制作の未来に新たな風が吹き込まれることは間違いありません。