新サービス「Gen2Go」
2024-05-17 10:00:03

生成AIを業務に活用する新クラウドサービス「Gen2Go」登場

株式会社ビビンコが新たに提供を始めた「Gen2Go(ジェン・ツー・ゴー)」は、企業の業務に生成AIを迅速に組み込むことができる画期的なクラウドサービスです。2023年5月1日に先行開始され、5月12日より一般公開されたこのサービスは、先日発表されたばかりのOpenAI社のGPT-4oにも対応しています。従来、業務における生成AIの導入は煩雑さがありましたが、Gen2Goはそのプロセスを大幅に簡素化し、企業にとって利便性を提供します。

このサービスは、主に以下の五つの特長を持っています。まず、業務に短時間で容易に組み込めることが挙げられます。企業固有の文書を活用した生成が可能であり、プロンプトの共通管理を通じて業務品質の平準化が図られます。また、料金は月額9,800円からと、とてもリーズナブルで、中小企業にとっても利用しやすいものとなっています。

特に注目すべきは、企業が生成AIを活用する際のニーズの変化にあるでしょう。これまで、AIによる文章生成は一般的な情報に基づくため、企業固有の情報を反映させることが難しいという課題がありました。Gen2Goでは、企業固有のデータを元にした生成が可能となるため、より実用的な文書生成が期待できます。

実際の使用ケースでもその効果は実証されています。不動産会社A社では、顧客からの問い合わせに対する返信メールの文面をGen2Goで自動生成しています。この仕組みでは、他のシステムとAPIを通じて連携し、問い合わせに対する適切な返信を画面を切り替えずにスムーズに取得できます。営業担当者は自動生成された文面を基に、個別の提案を加えてお客様に返信することが可能になり、時間の効率化とサービス品質の向上を両立しています。

さらに、「Gen2Go」は追加料金不要で、様々な生成モデルに対応しています。OpenAI GPT-3.5 Turboでは、10,000回の文章生成が可能であり、無料トライアルプランも用意されているため、企業は手軽にこの新しいサービスを試すことができます。特に業務に必要な固有文書を活用した「ナレッジストア」機能や、複数の利用者が共用可能な「ナレッジチャット」機能は中小企業の業務効率を一層高める要素となるでしょう。

今後の展望としては、Gen2Goで生成されたプロンプトをノーコードやRPAツールを通じて、さまざまなアプリケーションプラットフォームから容易に利用できるようにする計画があります。また、生成精度を上げるためのプロンプト作成支援機能の拡充、様々な生成AIモデルの最新情報に基づいた対応も進めていく考えです。

株式会社ビビンコの代表である井上研一さんは、業務品質を平準化する効果的な手段として、Gen2Goの開発に尽力してきた背景を語ります。生成AIの導入のみでは課題が残る中、業務に特化したツールが企業の生産性を向上させる力になることを強く信じている彼の想いが込められています。生成AIの力を業務に組み込むことで、特に中小企業のビジネスをアップデートしていくことが「Gen2Go」のミッションです。今後ますます注目されるこのサービスを通じて、企業の業務改革が進むことが期待されます。

会社情報

会社名
株式会社ビビンコ
住所
福岡県北九州市八幡西区黒崎3-8-22黒崎駅前グリーンビル303
電話番号
093-883-9198

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