THK、Skillnote導入
2024-12-02 14:26:13

THKが国内7工場にスキルマネジメントシステムを導入し、競争力を強化!

THKがスキルマネジメントシステム「Skillnote」を導入



機械要素部品大手のTHK株式会社が、国内7つの工場で株式会社Skillnoteのクラウド型スキルマネジメントシステム「Skillnote」を導入することを発表しました。この新たな取り組みは、2023年9月に導入された試験研究部門に続くもので、THKの生産管理と人材育成に大きな影響を与えることが期待されています。

スキル情報の一元化による効率化



「Skillnote」は従業員のスキルや資格、経験などの情報を一元的に管理し、教育内容の計画や履歴も連携させることができます。これにより、THKは技術伝承や多能工化に特化した人材育成が可能になり、円滑な人員配置を実現しようとしています。また、将来的にはこのシステムを海外に展開することも目指しています。

THKの経営理念は「世にない新しいものを提案し、豊かな社会作りに貢献する」というもので、この理念のもと、スキルマネジメントシステムの導入は非常に重要なステップと捉えられています。

Skillnote導入の背景



THKの生産部門は、主に三つの課題に直面しています。一つ目は、団塊世代から若手への技術伝承です。これは長年にわたって企業を支えてきた世代が退職する中で、新たな技術者を育成するために重要です。二つ目は、顧客の多様なニーズに応えるための多能工の育成です。製品の用途はますます多様化しています。

三つ目は、グローバル展開の推進に伴う海外人材の育成です。日本だけでなく、米州や欧州、中国、アジアなどとの連携も重要視されています。しかし、従来の人事系システムでは必要な情報を十分に入力できず、各工場での基準や判定基準がバラバラでした。これにより工場間でのスムーズな人員配置や支援が困難になっていたのです。

Skillnoteの選定理由



THKが「Skillnote」を採用した理由は以下の三つです。

1. 製造業に特化したスキル管理 - 技術者や技能者に必要な詳細なスキル情報を一元管理できるため、視覚的に把握しやすくなります。従来の人事システムとも連携し、リアルタイムの更新が可能です。

2. 中長期的なリスク可視化 - 組織全体のスキルの喪失リスクを見える化することで、技術伝承の優先順位付けが可能になります。

3. 拠点間のスキルの統一管理 - 統一された基準でスキル管理を行うことで、工場間の連携が強化されます。特に多能工育成や技術伝承を戦略的に進めることができると期待されています。

THKの未来に向けて



THKの生産技術統括部の部長、岩本無天氏は「THKは創業から50年以上の歴史を持つが、今、大きな転換期に来ている」と述べています。そして、Skillnoteの導入がその中心となることを期待しています。

実際に、「Skillnote」を通じて従業員のスキルを可視化し、技術伝承や多能工の育成を進めることで、組織の活性化や製品の品質向上が期待されます。また、グローバルな人材育成のニーズに応じて柔軟な生産体制を構築することが今後の課題となります。

まとめ



「Skillnote」の導入により、THKは製造業における人材育成の新たなモデルを構築することを目指しています。今後もこの取り組みを通じて、競争力をさらに高めていくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社Skillnote
住所
東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 11F
電話番号
03-6262-5040

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