蓮美幼児学園が保育士初任給を大幅改定！業界待遇改善の先陣を切る

蓮美幼児学園の初任給改訂

保育園の大手である蓮美幼児学園が、保育士の初任給を大幅に見直しました。具体的には、2016年度新卒から適用されるこの改定により、初任給が最大で1万1,500円も増加します。また、新たに「処遇改善手当」を設定し、給料の安定性を促進する施策を導入しました。

初任給の具体的な改定内容

今回の改定では、四年制大学卒と短大及び専門卒のそれぞれの初任給が具体的に引き上げられます。関西地区では四大卒の初任給が179,000円から195,500円に、短大卒は175,000円から191,000円に。東京地区ではそれぞれ199,000円から215,500円、195,000円から211,000円に引き上げが実施されます。この増額は業界内でもトップ水準であり、保育園でのキャリア形成に寄与することが期待されています。

給与の安定性に向けた取り組み

蓮美幼児学園では、既存社員に対しても基本給の賃上げを進め、月額平均で13,655円のベースアップを実施。この改定は、従来「一時金」とされていた処遇改善費をベースアップに活用することで、一時的な負担増ではなく、長期的な収入増に寄与することを目指しています。加えて、職員に対して社宅や扶養手当の増額も図られており、安心して働ける環境が整えられています。

業界全体への影響

このような蓮美幼児学園の取り組みは、社会福祉法人光聖会のさらに高い初任給を実現し、保育業界全体の待遇改善に大きな影響を与えると考えられています。同業の他の施設にも、同様の動きが広がることが期待されています。

未来の保育環境を目指して

蓮美幼児学園は、関西及び東京に合計30箇所の認可保育所や認証保育所、さらに小規模保育所や学童保育を運営しています。これらの実績を背景に、今後も保育士の待遇改善に向けた取り組みを進めており、より良い労働環境を整備し続ける姿勢を見せています。社会全体で保育士の地位向上が求められる中、蓮美幼児学園が果たす役割は更に重要かつ期待されるところです。