住宅分野での建設技能者確保に向けた懇談会が開催されます

住宅分野における建設技能者の持続的確保に向けた懇談会開催

国土交通省は、住宅分野における建設技能者の持続的確保を目的に、今年の2月5日に第1回「住宅分野における建設技能者の持続的確保懇談会」を開催することを発表しました。この懇談会では、有識者や関係団体の意見を広く伺いながら、現状や課題について議論する予定です。

現在の住宅産業が抱える問題

近年、住宅業界では脱炭素社会の実現や地域のまちづくり、さらには子育て支援といった社会的要請が高まっています。加えて、災害発生時における住まいの確保も重要なテーマとなっており、これらの要請に応じた住まいの性能が求められる時代に突入しています。
そのため、住宅の供給や維持管理に携わる大工などの技能者の役割はますます大きくなる一方で、担い手となる人材の高齢化や不足が深刻な問題として浮かび上がってきています。今後、これらの問題が解決されなければ、住宅の安定供給や適切な維持管理は難しくなると考えられています。

懇談会の具体的内容

懇談会は16時15分から17時15分まで、AP秋葉原で行われ、WEB会議も併用される形式です。具体的には、以下の議題が設定されています：

1. 住宅分野における建設技能者を取り巻く現状
2. 関連施策の紹介（文部科学省、厚生労働省、国土交通省）
3. 蟹澤委員からの報告
4. 意見交換

これらの議題について、参加者の間で活発な議論が交わされることが期待されています。