ニュージーランドのInspire NetがIP Infusionのネットワーク技術を導入し革新を実現

Inspire Netの革新

ニュージーランドの大手インターネットサービスプロバイダー（ISP）であるInspire Netが、世界的リーダーであるIP Infusionのネットワークオペレーティングシステム「OcNOS®」を導入し、自社のネットワークインフラの大幅なアップデートを成功させました。この施策は、提供した新しいテクノロジーによって顧客への接続性の信頼性と速度を向上させることを目指しています。

背景

Inspire Netは、農村地域や通信が不十分なエリアにおいて、高速かつ信頼性の高いインターネット接続を求める需要が急増している状況に直面しています。そのため、同社はIP Infusionの「OcNOS」を活用し、UfiSpaceのオープンネットワーキングハードウェアを組み合わせたソリューションの導入を決定しました。

このネットワークのアップグレードプロジェクトは、システムインテグレーターであるIndependent Data Solutions（IDS）の支援によって実現されました。

OcNOSの導入の目的

Inspire Netが「OcNOS」を採用した理由は多岐にわたります。以下に主なポイントを挙げます。

- 低消費電力：環境に配慮したオフグリッドや太陽光発電の導入を可能にする重要な要素。
- 強力なMPLS機能：多様なマネージドサービスやトラフィックエンジニアリングを実現します。
- 拡張性の高いアーキテクチャ：長期的な成長を支え、再設計なしでの拡張を簡素化します。
- 優れたコストパフォーマンス：資本支出を削減し、効率的な運営を実現。
- 耐環境性のある設計：過酷な環境にも適応可能なハードウェア設計。

Inspire Netの言葉

Inspire Netのマネージングディレクター、James Watts氏は、「私たちはIP Infusionの『OcNOS』を利用し、運用に革命をもたらしました。これにより、より高い柔軟性とコスト削減が実現し、お客様に対して更に優れたサービスを提供できるようになりました」と語っています。
このように、この導入はInspire Netのビジネスモデルを一新し、顧客にとっての利便性向上に寄与するものとなっています。

3社の協力による革新

IP InfusionのCEO、大石清恭氏は、「Inspire Netが『OcNOS』を採用することで、次世代の接続性の要求に応えられるネットワークが実現したことを誇りに思います。私たち、IDS、UfiSpaceによる協業は、ディスアグリゲーション型ネットワークの力を証明しました」とコメントしています。

また、IDSのANZ担当のセールスディレクターであるPaul Leonard氏も、「この導入は、オープンネットワーキングがISPに革新をもたらす優れた例です。IP InfusionとUfiSpaceとのパートナーシップが、Inspire Netの目指す目標を達成するための革新的な解決策を提供しました」と述べています。