シャープ、三重事業所第2工場をアオイ電子に売却
シャープ株式会社は、香川県高松市に本社を置くアオイ電子株式会社との間で、三重県多気郡多気町に位置する三重事業所の第2工場及び一部土地に関する売買契約を締結しました。この契約は、シャープが推進しているデバイス事業のアセットライト化という方針の下、未使用または低使用の工場を活用し、且つ必要に応じて売却を行うという戦略の一部です。
事業構造の転換
シャープは、ブランド事業を中心にした体制への移行を図る一方、他社との協業を進め、これにより競争力を高める努力をしています。その一環としての本件は、先に発表した三重事業所第2工場の譲渡に関する検討結果として位置付けられています。2025年7月31日を売却・引渡しの契約日とし、これによって生産ラインの早期立ち上げを目指してアオイ電子と協力体制を築くことになっています。
売却対象の詳細
所在地: 三重県多気郡多気町五佐奈
延床面積: 約54,000㎡(内、生産エリアは約20,000㎡)
契約締結日/引渡日: 2025年7月31日
所在地: 三重県多気郡多気町五佐奈
土地面積: 約58,000㎡(第1工場及び第2工場の敷地を含む)
契約締結日: 2025年7月31日
引渡日: 2025年12月末(予定)
今後の協力関係
シャープは、売却された工場に対するアオイ電子の生産ラインの早期立上げを支援するため、子会社のシャープディスプレイテクノロジー株式会社を通じて協力を行う方針です。これにより、地域経済や雇用にも貢献しながら、新たなビジネスモデルを模索する姿勢が見受けられます。
本件は、シャープが未来に向けた事業展開を進める中で重要なステップとなります。今後、アオイ電子によるこの工場の活用がどのように進むか、地域や業界に対する影響についても引き続き注目が集まります。
詳細情報については、シャープの公式ニュースリリースをご参照ください。
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